ある程度ドラム歴がある人ならば、
その名前は知っているだろうという本があります。
それは、
『Stick Control for the Snare Drummer』
という本です。
初版は1935年(!)という大変古い
本で、ドラム界では古典的名作と言われています。
このページでは、この本の効果的な使い方をご紹介します。
Contents
目的はスティックコントロールだけではない!
『スティックコントロール』
と題していることから、この本の目的は
スティックコントロールです。
800以上のパターンをを網羅しており
さぞ分厚い本かと思うかもしれませんが
手順を書いているだけですので、
本の厚さは薄くなっています。
しかし、この本の本当の使い方は、
スティックコントロールではありません。
この本の本当の目的は
4ウエイ・コーディネーションを使った
ドラムソロの練習で威力を発揮します。
しかも、5ページと6ページの部分だけを使います。
そうです!この本はたった2ページだけ
マスターすれば役割を終えるのです。
しかも、その2ページはアマゾンの
『なか身!検索』
で無料で見ることが出来ますから、
わざわざ購入することはありません。
まあ、そんなに高価ではありませんから
買っておいても良いと思います。
具体的なトレーニング方法
一見すると8分音符を使用した、
シングルス、ダブル、パラディドル練習ですが
このままスティックの練習だけを
行うのではありません。
もちろん、スティックは出来ないと
まずいのでキチンと出来るかチェックしてください。
スティッキングに問題がなければ、
これを四肢の分解に使用していきます。
やり方を下に記します。
『R=手』
『L=足』
と読み換えます。
つまり譜面で書けばこうなります。
4ビートジャズのドラムソロ用のトレーニング
さらに発展してやって頂きたい
トレーニングがあります。
それは、全て『3連符読み』にし、
・手は右から交互打ち
・左足は2,4拍目にハイハットを刻む
というトレーニングです。
この練習は、4ビートジャズのソロのとして大変有効です。
実際に実践では難しいフレーズも
沢山あると思いますが、
3連符のノリを習得するには
最高の練習ですので是非チャレンジしてみてください。
応用例(動画あり)
ここでは、上記の1~5までを
4バースソロ形式で実践しています。
どのように展開していくのか
イメージしやすいと思いますので参考にされてください。
8バースソロや1コーラスソロと
応用は無限に広がっていきます!