自分でリズム感が無いと
悩んでいる人の多くは、
そのリズムを歌うことが出来ないようです。
このページでは、
リズムを声に出す練習方法を
いくつか紹介しています。
ドラムに限らず、
ヴォーカルの人、
ピアノの人など色々な楽器に
対応できる練習方法です。
気に入ったものがあれば
練習に取り入れて下さい。
Contents
カウントを利用した練習方法
これは、外国のプロドラマーの
教則DVDなど見ると良くやっている方法です。
基本的に4分音符の部分を
『ワン・トゥ・スリ・フォ』
という具合にカウントし、
それ以外の音符は
『&』や『e』
などを加えて歌います。
この方法の利点は、
必ず4分音符が起点になりますから、
4分音符の絶対的な認識が身に付きます。
テンポキープが苦手な人は、
この4分音符を常に感じることが
出来ないため、
歌うフレーズが遅れれば、
プレイする楽器も遅れたり、
早く口ずさむとプレイする楽器も早くなります。
この4分音符を起点にする
カウント方法は、
こうした欠点を補うのにとても効果的です。
ただ難点として言えば、
アップテンポのリズムに対しては
口がまめらなくなりますから、
ミドルテンポ以下でしっかりとした
リズムをトレーニングする場合に
適しています。
目安として16分音符の
『ワン・e・&・d』
が限界を超えるテンポまでは
この方法で練習が可能です。
なお。英語がどうしても
歌いにくいと感じてしまう人は
日本語で歌う方法もありです。
例えば八分音符の場合は、
『イチ・ト・ニ・ト・
サン・ト・シ・ト』
のような具合です。
口ドラムを歌う
この方法は聞こえてきたリズムを
自分の直感で歌う方法です。
ドラムの場合、四肢を分離して
演奏しますが、
この方法はその一つ一つを分解せずに、
大きな塊として歌う方法です。
ドラマーに限らず、
他の楽器奏者の人も
ドラムの感覚が身に付きますから
大いに役立ちます。
ボイス・パーカッション(ボイパ)
をやっている人達は、
この技術に長けており、
複数のパーカッションを演奏しているように歌います。
しかし、ボイパの人たちは
表現方法として、
この方法を用いていますので、
リズムトレーニングとして
ボイパを本格的にやることはオススメしません。
あくまでもリズム向上として
口ドラムを行ってください。
口ドラムの欠点としては、
フレーズを一つの塊として歌うため、
4分音符が認識できないと言った点が
挙げられます。
しかし、『歌う』という視点からは、
一番実践的ですから是非練習に取り入れて下さいね。
好きな言葉を使う
この方法は、私のドラム教室で
初心者を対象に行っているものです。
例えば16分音符を
『ヤキソバ』
というように一つの名詞として考えます。
この方法の利点は、
ドラム初心者の人や音符が苦手な人達など、
抵抗を少なくさせることが出来ます。
ある程度、
リズム感覚が育ちますから、
これもお勧めの方法です。
練習の際は、必ずメトロノームを
鳴らしながら歌うことを心がけてください。
演奏しているメロディを歌う
上記の『歌う』方法は、
あくまでリズムの歌い方です。
ここで紹介する方法は、
今あなたが練習しているメロディーを歌う方法です。
メロディのリズムは、
楽器のメロディーと違います。
手足の分離する地点と、
メロディラインが重ならないため、
多くの人は楽器が演奏できません。
自分の楽器とは別に、
口で楽曲のメロディを歌うことが出来れば、
リズムは完全に把握し、
しかも歌心までしっかり考えながら
プレーが可能です。
リズムトレーニングの最終段階は、
ぜひこの『メロディ』を歌うことをオススメします。