ロールは、きちんとマスターしたいと
考えている人は非常に多く
初心者の方でも最初に憧れる
テクニックの一つです。
しかし、何年もドラムをやっているのにも関わらず
はなかなかコツが掴めず
出来ない中級者の人も沢山います。
中にはマスターしたつもりになっていて
その後の7ストロークや13ストロークで
行き詰まりを感じている人もいるのです。
壁にぶつかっている人は初期段階の
アプローチが間違っているので、
どんなに練習しても一向に上手くならないのです。
本当に基礎をマスターしている
指導者がいれば別ですが、
独学や吹奏楽などでドラマー以外の
指導者から教えてもらったタイプの人は
残念ながら自分なりの奏法しか出来ません。
このページでは、ショートロール系の
最初の一歩である
『5ストロークロール』
に絞ってトレーニングして行きたいと思います。
Contents
ロールの種類
ロールには2種類のタイプがあり、
ダブルストロークを基本とするものと、
スティックを打面に押し付けつる
プレス(バズ)ロールがあります。
5ストロークロールはダブルストロークを
マスター出来ているかで決まりますから、
その大元であるリバウンドのチェックを
徹底的に行って下さい。
16分音符を基調とした5ストローク
では具体的な5ストロークのトレーニングに入ります。
5ストロークは、5つの音から構成される
短いロールのことです。
ロールは原型となる手のモーションが
存在します。
そのモーションをシングルストロークで
しっかりとマスターしましょう。
手順はRLR/LRLのオルタネート(交互)スティッキングになります。
上の譜面をマスターしたら、
16分音符部分を32分音符で叩きます。
記譜と実際に叩く譜面を載せています。
しっかり確認して下さい。
5ストロークロールは
8分音符の表と裏の両方から
出来るようにします。
実際には下のような譜面になります。
上記の16分音符を基調とした
5ストロークロールは
マーチや8ビート、16ビート系の
ドラミングに直ぐ応用することが
可能なフレーズです。
3連符を基調とした5ストロークロール
では今度は3連符を基調とした
5ストロークロールの練習に入ります。
このタイプの5ストロークロールは
ジャズやシャッフルといったリズムに応用が可能です。
6連符の分解形とも考えられます。
予備段階のトレーニングとして、
3連符のアクセント移動を完全にマスターして下さい。
それが終わったら、
アクセント以外のところを
ダブルストロークで叩きます。
以上が基礎パターンになります。
ここからは少し応用をやっていきたいと思います。
応用例
実際にマーチングでの演奏例をやっています。
ナイン・ストロークなども入れています。
参考になさってください。
これまで5ストロークロールの基礎固め
応用をご紹介してきました。
是非皆さんも、
しっかりマスターして頂き、
ドラミングに華を添えてくださいね。