ダブルストロークのコツが分かると
ドラムの練習が楽しくなってきます。
その時期はダブルストロークの応用に
入る時期でもあります。
ダブルストロークは、コツをマスター
すると無限大に応用が可能なテクニックです。
ここでは、代表的なダブルストローク
の応用を示したいと思います。
Contents
ダブルストロークのマスターは、全く違う世界を見せてくれる
ドラミングの基礎となるテクニックは、
『シングルストローク』
『ダブルストローク』
『アクセント』
この3つです。
この3つが出来るようになると、
どんどんテクニックが広がって行きます。
かく言う私もダブルストロークの恩恵を
大いに受けた一人です。
ほぼ全ての楽曲でダブルストロークを使用します。
シングルストロークで賄っていた
テクニックにダブルストロークが加わり
表現力が増します。
シングルストロークだけで演奏出来る
曲が沢山有りますが、
ダブルストロークのマスターは、
全く違うドラミングの世界を見せてくれるのです。
是非皆さんにもその世界を
ご覧になって頂きたいと思います。
ダブルストロークの応用例
ではここからダブルストロークの
応用例を見て行きましょう。
ここからの範疇は
『ルーディメンツ』
と言われるハンドテクニックの
根幹の部分ですから、
しっかりじっくりやるようにして下さい。
ルーディメンツは、基礎という意味があります。
元々マーチングの世界から
発展してきたものですが、
ドラムのテクニックは全て
このルーディメンツが土台になっています。
その中でもダブルストロークは
全て土台と言えるもので、
なくてはならないテクニックなのです。
ファイブストローク
ではまず、
ファイブストロークという
ショートロール系のテクニックからです。
ファイブというくらいですから、
5つの連なった音符で1つの表現をします。
ファイブストロークロールは、
応用範囲が極めて高く、
これ一つだけで様々なフレーズを
生み出すのです。
では早速やって見ましょう。
STEP1
最初にファイブストロークを叩く前に、
しっかりとシングルストロークが
叩けるかチェックしましょう。
動画で確認して下さい。
STEP2
次はSTEP1の16分音符の部分を
ダブルストロークで叩きます。
そうすると、
1拍の中に5つ音が入っている
スレーズになります。
これがファイブストロークロールと
言われるテクニックです。
ファイブストロークロールは2種あり、
両方とも使用頻度が高く
必ずマスターしなければならないテクニックです。
動画で確認して下さい。
セブンストロークロール
今度はセブンストロークロールの
説明をします。
ショートロール系では最も難しく、
ダブルストロークのコツを覚えたての人は
あまり出来ないかもしれませんが、
出来るテンポまで落とし、
綺麗なリバウンドを得るようにして下さい。
セブンストロークは、
16分音符系と6連符系の
2つに分けられます。
マーチングでは、6連符系が多く使われます。
これも事前練習として
シングルストロークで練習して下さい。
このメロディーは
水戸黄門で使われるリズムです。
ボレロのリズムとも同じですね。
水戸黄門を思い浮かべながら
叩いても楽しいかもしれませんね。
STEP1
STEP2
ナインストロークロール
今度はナインストロークロールの説明です。
ナインストロークロールも
16分音符が元になったロールですので、
しっかりシングルストロークで確認し、
16分音符の部分をダブルストロークで叩きましょう。
STEP1
STEP2
サーティーンストロークロール
ショートロール系の最後が
サーティーンストロークロールです。
これも16分音符が基本となったロールです。
ざっと、ショートロール系の
説明をしてきましたが、
ダブルストロークをマスターすると
そのテクニックは驚くほど広がります。
また全てのショートロール系の
テクニックが優しく感じれるのです。
これはダブルストロークの
マスターが一番の壁という事を
物語っているのです。
是非、皆さん、
ダブルストロークの習得に
膨大な時間をかけましょう。
かけた時間の分だけ
あなたのドラミングは広がり、
変わって行きます。