上手いドラマーの演奏を聴いて
『ビートが我々と少し違う』
『どうしてあんな演奏になるのだろう? 』
と感じたことはないでしょうか?
これはビートの捉え方が
『表中心』または『裏中心』かで変ってきます。
Contents
オンビートとオフビートって何?
オンビートとオフビートという言葉を
聞いたことがあるでしょうか?
これはビートの表の事を『オン』
裏のことを『オフ』という言葉で表現しています。
ビートという表現が分かりずらい
と思いますので各音符ごと説明していきます。
4分音符をオンビートとして考える場合
オフビートのタイミングは
8分音符の偶数番目になります。
これには2種類あり、
スタッカートのタイミングと
テヌートのタイミングになります。
3連符の考え方
3連音符の3つ目が
オフビートになることがあります。
これは、シャッフルや4ビートジャズ
に用いられるオフビートの考え方です。
4ビートジャズの場合は一般的に
3連符で表します。
8分音符の考え方
8分音符をオンビートとする場合、
オフビートは16分音符の偶数番目になります。
16分音符を裏のタイミングで
歌うことは非常に難しいのですが
ファンクやフュージョンの世界では
必ず必要な捉え方です。
8分音符をオンビートとした場合、
跳ねたフィールで捉えるオフビートがあります。
ハーフタイムシャッフルなどがそうですね。
これも非常に重要な感覚になります。
メトロノームを使った具体的なトレーニング方法
ここからはオンビートと
オフビートのトレーニング方法をご紹介します。
まずはメトロノームを
使ったトレーニングです。
8ビートのリズムでのオフビート
メトロノームを8分音符の偶数番目に鳴らします。
メトロノームの音が
ハイハットとピタリと
重なるようにします。
心の中で
『うっ、かっ、うっ、かっ、』
と呟きながら練習するといいですよ。
4ビート・レガートのオフビート
メトロノームを3連符の3つ目で鳴らします。
これはシャッフルのリズム、
または4ビートのレガートをプレイしながら
メトロノームを3連音符の3つ目の
タイミングで聴きます。
早くすると難しくなりますから
口で『ううあっ、ううあっ、
ううあっ、ううあっ、』と
言える位のテンポで行えばいいです。
メトロノームを16分音符の偶数番目に鳴らす方法
これもお好きな8ビートを使います。
あまり速くやると、
捉えることができませんから、
遅めのスピードで行います。
ドラマーとベーシストで行う合同練習
もしあなたの相方である
ベーシストの協力があれば
二人でこのオンビートと
オフビートのトレーニングが可能になります。
まず、どちらかがオンビートで
リズムを刻んで、もう片方がオフビートを刻みます。
この場合はメトロノームなど使わず、
お互いのフィーリングだけで行うことが重要です。
最初はどちらかが引っ張られて
全て表になったりします。
しかし、練習を重ねていけば、
何とも言えないフィーリングが
得られますから是非チャレンジしてみてください。
最後にこのオフビートの習得は、
本当に大事ですが
なかなか練習内容に
取り入れることがありません。
非常にもったいないことです。
一つのバンドを長くやっている人は
是非相手のベーシストと練習してみてください。
バンドのノリが良くなりますよ!
>>メトロノームの使い方がわからない。合わせ方のコツをご紹介!