楽器の向上のために誰かに学ぶ
ということは非常に有効な手段です。
学び方にも様々な形態がありますが
大きく2つの種類に分類されます。
一つは、音楽の専門学校で学ぶ方法と
一つは、一般のミュージック・スクールで学ぶという方法です。
これから将来の為に専門学校に進学し
本格的に音楽の道に進みたい人も多いかと思います。
このページでは、両者の違いや
メリット・デメリットを述べてみたいと思います。
Contents
音楽学校と一般のスクールの違い
同じ楽器を学ぶところでも両者は
大きく違います。
両者の違いは学校法人の許可が下り
ているか、いないかです。
学校法人とは、いわゆる『教育機関』
ですから、利益だけを追うということは出来ません。
施設、教員、時間など細かく基準が
決められており設立自体がハードです。
一方で、一般のスクールは、そうした
基準はなく、個人でも会社でも作ることが出来ます。
学校と塾の関係もそうですよね。
目的によって専門学校か一般スクールを選ぶこと
音楽で食べていくという意味は
広義で色々な道があります。
プレイヤー、楽器製造、楽器販売
音楽講師、リペア、調律etc…
こうした仕事をやりたいと考えているの
だとしたら、どちらを選んでも可能です。
プロのプレイヤーとして活躍したい
という人だと環境も大事ですが結局は本人次第です。
○○学校を出たからプロになれました。
○○さんの弟子なのでプロになれました。
ということは一切関係ありません。
私の教え子に専門学校に進学した子が
数名いますが、
ある人は現役でプレイで食べていますし
ある人は全く関係ない仕事に就いています。
では、専門学校のメリットとは一体何でしょうか？
音楽専門学校を選択するメリット
専門士の資格がもらえる
一般のスクールや個人教室では
卒業という概念がなく気が済むまで学ぶことが出来ます。
一方で、専門学校は期間が決まっており
卒業を迎えると『専門士』の資格がもらえます。
その道で就職しようと考えている
人にとって最良の選択です。
一定レベルの設備が完備されている
演奏技術以外にもレコーディング、
舞台、音響、照明といった施設が完備されています。
こうした環境は実際に現場でないと
経験出来ないわけです。
カリキュラムがあり、初学者でも安心できる
専門学校ではあらゆるレベルの人たちが
同時に学ぶことが出来ます。
そのため、初学者の人でも安心して
学ぶことが出来るカリキュラムがあります。
最初からプロを目指して入学する人には
物足りないかもしれません。
しかし、カリキュラムが進むと十分プロ
レベルのことが学べる内容もあります。
業界とのコネがある
プロのプレイヤーにしろ就職するにしろ
強力なコネがあります。
したがって、実力さえあれば
トントン拍子にプロの世界と言うことあり得ます。
しかし、人間関係が苦手、自分の理想を
曲げられないといった人は苦労するかもしれません。
音楽専門学校を選択するデメリット
圧倒的にお金が掛かる
上記のような恵まれた環境を使うには
相当な維持費が掛かることはわかると思います。
教員の質を保つための人件費
教材、施設費
生徒募集の広告費etc…
個人スクールや会社の民間スクールが
月々数千円から1万ほどに比べて
専門学校は年間、数百万円です。
それに加えてイベント費などもあります。
音楽専門だけども専門ではない
専門学校は学校ですから、
様々なカリキュラムを習得しなければなりません。
したがって楽器だけの技術を学びたいと
思っていても他に時間を割かねばなりません。
仮に楽器だけの習得をしたいと
考えているのでしたら、
個人スクールやプロ・ミュージシャンの
付き人などを志願した方がいいと思います。
音楽専門学校に進学を考えている人へ
将来の岐路に立っているわけですから
徹底的に調べることをオススメします。
学校の見学会などは、いいところしか
分かりませんから
その学校で実際プロになった人を見たり
質問してみたり、
在籍生と接点をもったりして下さい。
また、個人スクールなども沢山体験すると
いいと思います。
ただ一つ、どんな道でも、自動的に
上手くなったり、仕事を運んでくれる方法などありません。
どの道を選ぼうとも、入ってからが
本当のスタートということですね。
あなたが良い選択をし良い音楽人生を
遅れることを願っています♪
＞＞音楽を仕事にしたいと思っている人へ。可能性は色々あります！