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コニー・ケイ。アンサンブルを教えてくれるドラマー

コニー・ケイ(Connie Kay)

1927年4月27日
アメリカ合衆国
ニューヨーク州
タッカホー生まれ、
1994年11月30日没

私が初めてコニー・ケイを
知ったのは、
私のお師匠さんが、
ビブラフォンを中心とする
バンドでのライブを見たことで、
『MJQ』の存在を知ったことでした。

当時はコニー・ケイが
目当てではなく、
ビブラフォンの音色が
凄く好きで、聴いていました。

余談ですが、
『MJQ』の名称は、
モダン・ジャズ・カルテット
という名前なんですが、
これは元々、ミルト・ジャクソンの
MJを変えたものです。

まだ、
ミルト・ジャクソン・カルテットと
名乗っていた頃のドラマーは、
ケーニー・クラークです。

これは1951年録音の
『The Quartet』
で聞くことが出来ます。

そんなこんなで、
MJQは、コニーではなく、
ミルト・ジャクソンを
中心に聴いていたわけです。

もちろんドラマーですから、
ドラムを聴くのですが
コニー・ケイのドラムは
スーッと流れていくような感じで、
どこをコピーしても
同じ感じに聴こえていたんですね。

なので、
コピーというコピーはしなかったんですね。

コニー・ケイの参加している
アルバムも全部聴いているわけでは
ありませんからなんとも言えません。

しかし、
若い世代は、
割と派手なドラマーばかり
追いかける傾向があり、
ほとんどの人が経験することですね。

私もその一人ですが。

後年になって
コニー・ケイのドラムを
聴いていると、
相当気配りあり、
周りの邪魔をせず、
素晴らしい合いの手を
見事に入れているのが
分かるようになりました。

まさしく『職人芸』ですね。

こうした面が、昔の私や、
ドラムとはこうだと思っている
一般リスナーには
不評なのかもしれません。

ドラムソロもうるさいという
意見も聞きますし、
同意するところもあります。

MJQ以外のアルバムを
聴いてもやはり、
アンサンブルを非常に
大事にしていることが
良くわかります。

キャノンボール・アダレイの
『know what I Mean?』
もいい感じの
合いの手のコンピングが入っています。

それではオススメのアルバムです♪

MJQ モダン・ジャズ・カルテット
Concorde
コニー・ケイ

プレイヤー
ミルト・ジャクソン
(ビブラフォン)
ジョン・ルイス(ピアノ)
パーシー・ヒース(ベース)
コニー・ケイ(ドラム)

①ラルフズ・ニュー・ブルース
②オール・オブ・ユー
③四月の想い出
④ガーシュウィン・メドレー
⑤朝日のようにさわやかに
⑥コンコルド

ケニー・クラークから
交代したコニー・ケイの
最初のMJQのアルバムです。

録音状態が悪く、
ドラムはあんまり分析できません。

でもミルト・ジャクソンの
ビブラフォンを楽しんで下さいね。

持っていても損はない
歴史的名作の一つだと思います。

また、ジャズ初心者にもいいと思います。




キャノンボール・アダレイ &
ビル・エヴァンス
Know What I Mean?
ノウ・ホワット・アイ・ミーン
コニー・ケイ

①ワルツ・フォー・デビイ
②Goodbye
③Who Cares?
④Venice
⑤Toy
⑥Elsa
⑦Nancy (With The Laughing Face)
⑧ノウ・ホワット・アイ・ミーン?
⑨Who Cares?
⑩Toy
⑪Know What I Mean?

メンバー
キャノンボール・アダレイ(as)
ビル・エヴァンス(p)
パーシー・ヒース(b)
コニー・ケイ(ds)

このアルバム大好きです♪
ドラマーとして
周りのプレイヤーを引き立てるには?

と考えているなら
最高の1枚と思います。

録音も綺麗で、
ドラムの全てのパートを
コピーできますよ。

非常に勉強になる1枚です!

管理人川端のまとめ
・1927年4月27日アメリカ合衆国 ニューヨーク州 タッカホー生まれ、1994年11月30日没

・『MJQ』の名称は、モダン・ジャズ・カルテットという名前なんですが、これは元々、ミルト・ジャクソンのMJを変えたもの。

・ミルト・ジャクソン・カルテットと名乗っていた頃のドラマーは、ケーニー・クラーク。

・コニー・ケイのドラムはスーッと流れていくような感じで、どこをコピーしても同じ感じに聴こえる。

・若い世代は、割と派手なドラマーばかり追いかける事ばかりで、ほとんどの人が経験すること。

・ドラムを経験した後で、コニー・ケイのドラムを聴いていると、相当気配りあり、周りの邪魔をせず、素晴らしい合いの手を見事に入れているのが分かるようになる。

・ドラムとはこうだと思っている一般リスナーには不評に聞こえるのかも知れない。

・MJQ以外のアルバムを聴いてもやはり、アンサンブルを非常に大事にしていることが良くわかる。

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