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ルイ・ベルソンはツーバスの開祖。研究する価値あり!

ルイ・ベルソン ツーバス

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ルイ・ベルソン (Louie Bellson)

本名:
ルイ・ポール・ベルソン
(Louie Paul Bellson)

1924年7月26日 
アメリカ合衆国イリノイ州
ロックフォールズ生まれ。

ルイ・ベルソンと聞いて何を想像しますか?

意外と知らない人が多いのですが、
ルイ・ベルソンはツーバスを始めて
プレイしたドラマーなのです。

今では、ツーバスは
ロックの世界で市民権を得ていますので
まさか、ジャズから生まれたとは
思わないのでしょう。

ルイ・ベルソンが、
ツーバスのコンセプトを思いついたのは
彼が高校生のころの美術の授業。

『オリジナルのコンセプトや
アイデアを考える』

という課題から、
迫力のある音を出すには、
ツーバスを2個並べた方がいいのでは?
と考えます。

当時、ルイ・ベルソンは
ベニーグッドマンに所属していました。

今ではドラムメーカーと
ドラマーが契約する形ですが、
当時はバンド単位で
各楽器メーカーと契約しており、
ベニーグッドマン楽団と契約していた
ドラムメーカーはグレッチでした。

ルイ・ベルソンは、
グレッチにツーバスの
プロトタイプを打診しますが、
頭がおかいしいのではないかと
思われたようです。

それほど、ツーバスは奇抜な
考え方だったようです。

ツーバスだけではない!スティックも最高です!

ルイ・ベルソンは、
ツーバスの開祖ですが、
スティッキングも素晴らしい
テクニックを持っています。

これは彼の幼少期が関係してきます。

ルイ・ベルソンの父親は
音楽教師ということもあり、
子供たちに熱心に楽器を教えていました。

ルイ・ベルソンも例外なく
ドラムのスタートは3歳と、
とても早くから慣れ親しんでいきます。

8歳前後までは、父親から
教えてもらうスタイルで
ドラムを学びますが、
その後は、スネアドラムの基礎を
徹底的に叩き込まれます。

その頃のルイ・ベルソンの師匠は、
ロイ・ナップというドラマーで、
ジーン・クルーパなどにも教えていた人物です。

ルイ・ベルソンの考え方

幼少の頃から音楽の英才教育を受けてきた
ルイ・ベルソンですが、
意外にも練習は淡泊です。

これは、ルイ・ベルソンの考え方から来ています。

ルイ・ベルソンは、
完全に現場主義のミュージシャンです。

『1日何時間も練習することは
悪い事ではないけど、
バンドでプレイしないと意味がない』

という考え方をしていたのです。

これは、全く同意見です。

よくあるパターンに
練習はするのに、演奏を全くしない人がいます。

これはこれで、
ドラムを楽しんでいるのでしょうが
もったいないですよね?

練習と演奏を並行してやって、
初めて面白さが分かるものです。

ルイ・ベルソンのドラミング分析

ルイ・ベルソン基本スタイルは、
ジャズのビッグバンド・スタイルです。

ドラムが一番の花形であった時代の
スタイルで、ショーマンシップに長けています。

ショーマンシップと言えども、
レコーディングされた
ブラシワークなどは本当に繊細で、
流石と言わざるを得ないテクニックです。

ツーバスの方は、
現在のスーパーテクニックを
もったドラマーを見ていると
あまりビックリはしないと思います。

ほとんどが、16分音符のオルタネートになります。

しかし、ルイ・ベルソンがツーバスを始めた当初は、

『あんな足の速いドラマーは
見たこともない!』

と称されていたようです。

彼のお蔭で、
今のフットワーク・テクニックが
開発されているのですから、
研究する価値は大いにあります。

それでは、オススメのアルバムです。

ハイ・ファイ・エリントン・アップタウン+1
デューク・エリントン

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