一般的に子供が楽器を習うことは
良いとされています。
大手楽器メーカーでは聴覚の発達する
4,5歳の幼児を対象とした音楽レッスンを提唱しています。
確かにこの年齢に音楽に触れることは
その後の子供の能力に大きい差が生まれています。
では、ドラムを子供のころから始めた場合
どのようなメリットがあるのでしょうか?
メリットばかりではなくデメリットは
あるのでしょうか?
このページでは、そのあたりを
述べてみたいと思います。
Contents
子供がドラムをやるメリット
ピアノやエレクトーンなどの楽器は
早く始めれべ始めるほど音感が良くなります。
メロディーを奏でることから感受性も
豊かになります。
一方でメロディーのないドラムの場合は
どんな効果があるかといえば、
他のメロディー楽器と比較して
簡単なリズムを覚えるだけで曲が出来るため
なにより『楽しい』感覚を覚えられます。
これは脳内の『ドーパミン』というホルモンが
分泌されると科学者のドラム実験で明らかにされています。
この現象は、楽器を奏でるというよりは
アトラクションの乗り物に乗っている感覚で
子供も大人も同様な気持ちになり
『またやってみたい!』という気持ちにさせます。
その後、技術が進むと難しくなり
今度は逆に脳内にストレスがかかります。
このドーパミンとストレスの関係が
脳の活性化に繋げっているとされています。
子供がドラムをやるデメリット
次にデメリットのお話をしますが
これは子供だけではなく大人も当てはまります。
ドラムの最大のデメリットは
『音量』です。
初めてドラムの生音を聴いた人は
ビックリするくらい大きな音がします。
しかし、その大きな音量もドラムを
プレイしていくと次第に慣れていき
大音量が苦痛ではなくなり、逆に
心地良い音量になっていきます。
こうなってくると非常に危険で
難聴への道まっしぐらという具合です。
私は遅くドラムを始めましたが
若気の至りで大きな音で練習していました。
そのため、今では補聴器が必要なほど
耳が悪くなってしまいました。
これだけが私がドラムをやって後悔
したことです。
耳が悪くなり、それ以降は耳の勉強
音量の勉強などもするようになりました。
やはり人間、経験してからでないと
分からないことがあります。
生徒には私自身が反面教師として
指導しています。
音量の配慮が出来るのもポイントです。
現在私の教室では、主に電子ドラムを
使いレッスンをしています。
もちろん生ドラムを使用しますから
本物と電子ドラムは分けて使っています。
私が難聴者ですので、ドラムの耳への
影響は人一倍わかっているため
どんな生徒へも音量の配慮を行っています。
とくに子供は無我夢中で叩く傾向が
あるため、音の大きさは真剣に考えています。
多くのドラムスクールの講師の人は
生のドラムでレッスンを行おうとします。
それは本物のドラムと電子ドラムでは
やはり違和感があるためです。
もし、あなたのお子さんをドラム教室に
通わせたいと考えているのでしたら
ドラム講師が音量への配慮をどれくらい
できるかもポイントになると思います。
爆音でプレイすることを前面に出す教室は
止めておいたほうがいいでしょう。
未来永劫、健康な耳が続くと思っているからです。
私が考えるドラムの子供への影響は?
メリットとデメリット両方を述べましたが
両者を考えてもドラムは子供にとって有益と感じます。
私自身がドラムに魅了されているという
こともありますが、
これまで教えてきた生徒やバンドの子を
見ても、皆充実した生活を送っています。
あなたの子供がドラムに限らず何か
楽器をやりたいと言い出したのなら
是非、やらせてみてください。
子供にとって人生の楽しみが増えるかもしれません。
>>子供のドラムは何歳から? 早期教育がいい訳ではない理由!