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ドラムでオープンハンド奏法をやる利点とは?

ドラム オープンハンド奏法

皆さんは、『オープンハンド奏法』
という言葉をご存じでしょうか?

通常、右利きの方は右手がハイハット、
スネアを左手で叩きます。

つまり右手と左手がクロスした状態で叩くわけです。

これを『クロスハンド奏法』と呼びます。

『オープンハンド奏法』とは逆に
左手でハイハットを叩き、右手でスネアを叩くというものです。

このページでオープンハンドの
説明と利点について詳しく解説しています。

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Contents

オープンハンド奏法をプレイする人

ドラム オープンハンド

この奏法はビリー・コブハムや
サイモン・フィリップスという

スーパードラマーが行っていたことで、
その存在が広まりました。

私がオープンハンドを知ったのは
左利きの先輩がいたからです。

先輩は、右利き用のドラムセットを
左右をひっくり返してプレイしていました。

実際に左利きドラマーの皆さんは、
オープンハンドを行っている人も多く
左利きの方には自然のスタイルです。

その代り足は右足でバスドラムを
叩かねばならず、かなり大変な思いをするでしょう。

オープンハンド奏法は手がクロスになりません。

したがって、クロスハンドに比べて
スムーズだと言われたこともありました。

確かにクロスしない分、楽にプレイが
出来ますが、私はそれほど魅力を感じませんでした。

出来る人はやればいいという意見です。

右利きクロスハンドの人が、
オープンハンドで実践できるのは、

両利きの人、もしくは相当訓練した人でしょう。

ほとんどの人が、正確さ、音量、
全てダメになってしまいます。

オープン奏法をやった方がいいこと

その最大のメリットは『左手の強化』です。

例えば、両手を握力計で比べたとき
右も左もそう変わりません。

しかし、文字を書いたり、
箸を使ったり出来るのは利き腕だけです。

これは器用さの問題で、
利き腕とそうでない方は圧倒的な差があります。

利き腕とそうでない方の腕の力は
『7:3』です。

これは生まれながらに決まっています。

右利きのドラマーは左手を、
左利きドラマーは右手を鍛え上げることが、

ドラム上達の最短な方法ということは明らかです。

こうした理由からオープンハンドは
実践でやる必要は全くないのですが

訓練として考えた場合、
是非とも取り入れてほしい練習方法なのです。

練習方法は至極簡単、

今まで学習したリズムを
左右逆にすれば良いだけです。

たったこれだけで同じ練習量でも
上達するレベルは格段に違ってきます。

具体的なトレーニング方法

ここから8ビートのオープンハンド奏法を
いくつか紹介してみたいと思います。

基本的に1つのリズムパターンを
派生する考え方です。

この他にも様々なリズムが有りますが、
ここでは右利きドラマー用としてご紹介します。

左手で8分音符を叩く

普通の8ビートの逆パターンですね。

そのときのストロークは
手首と指の両方とも使ってみましょう。

右足のバランスも考えて下さいね!

左手で4分音符を叩く

ドラムの8ビートの応用1

同様に左手で4分音符を叩きます。

上記の8ビートに比べても、
少しテンポアップが可能ですから、

出来る人は可能な限り
テンポアップを行って下さい。

左手で裏打ちをする

ドラム オープンハンド奏法

ここから少し難易度が高くなりますが、
バランス感覚を養うには良いトレーニングです。

このテンポは速さはあまり、
気にせず正確さを重んじてください。

左手スタートの16ビートをやってみる

ドラムの16ビート

バックビートとなる腕が左手になり
非常にやり難いですが、

フュージョンなど左手を多用する
リズムパターンなど応用が可能です。

じっくりトレーニングしましょう。

この場合も早さより正確さです。

左手だけの16ビートをやってみる

片手16ビート

いわゆるスローテンポの16ビートです。

私は左手のフィンガリング強化に
このトレーニングは使っています。

手首も使いますが、
リバウンドをメインに考えています。

どうでしょうか?

このような練習を普段の練習の中に
取り入れるだけで、上達スピードが
抜群に上がります。

バランス感覚もよくなり、
通常のプレイが簡単に思えるはずです。

可能な限り逆さまに
プレイすることをおすすめします。

フィルインに関して

オープンハンドを習得を考えているなら
フィルインの練習も重要ですが

通常のドラマーの方々は、リズムパだけ
オープンハンドでやれれば十分でしょう。

フィルインまでやれれば、文句なしに
素晴らしいですが、他にもやることは沢山あります。

自分の実力と練習時間のバランスを
考えながら行ってください。

この辺は、試行錯誤しながら
やっていくしかありません。

>>ドラムの左手が遅い!16分音符を使った上達トレーニング!

>>ドラムの連打が上手くいかない人の練習方法

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