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ドラムが叩ける俳優の演技を見て思うこと。【集中力やマインド】


私は映画も大好きで
楽器を題材にした映画をよく見ます。

楽器が初心者レベルの俳優さんもいれば
触ったことがない俳優さんもいます。

多くの俳優さんは代役を立てて
あたかも自身がプレイしているように撮影します。

しかし、中にはそうした代役をせず
訓練によってプロ顔負けのレベルまで到達する俳優さんもいます。

このページでは、
そうした俳優さんに関する
私の意見を述べてみたいと思います。

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Contents

坂道のアポロンのアニメを見て


坂道のアポロンという映画がありますが
皆さんはご存じでしょうか? 

私は漫画やアニメなど
全く興味がなく知りませんでした。

ふとしたことで、アニメ版の
坂道のアポロンを見る機会に恵まれました。

アニメなのにもの凄く詳細に
スティッキングワークが描写されていて
ビックリしたのです。

後から製作方法を調べたら
10数台のカメラを使用し、

様々なアングルから
本物のジャズドラマーの演奏を撮影後
その映像を元に作画を行ったそうです。

ジャズの規則性のない演奏を
よく作画したものだと関心しました。

舞台が1960年の九州ということで
これもまた気に入ったのです。
(私が九州出身なので)

坂道のアポロンの中川大志さんを見て


アニメの『坂道のアポロン』を見た後
実写版があるのを知って見ることにしました。

アニメのジャズドラミングは
本物のジャズメンの動きです。

あの動きを再現できる
俳優さんはいるのだろうか?

私は、渡辺裕之さんくらいしか
思い浮かびませんでした。

渡辺さんの演奏は
何度か見る機会があり、

しっかりした基礎トレーニングを
しているドラマーです。

しかし、役柄は高校生ですから
無理だろうと考えていたんですね。

坂道のアポロンのドラマー役は
中川大志さんという人で、
非常に男前な俳優さんです。

実際の演奏を見てみると、
中々どうして元気の良いジャズという感じで、

アニメとはまた違ったスタイルで
楽しく見ることが出来ました。

中川さんも恐らく幼少の頃から
ドラムに携わってきたのだろうと、
色々検索してみると、

わずかドラム訓練期間は
10ヶ月というじゃないですか? 

本当に驚いたものです。

経験者と未経験者では、天と地の差がある

元々ドラマーであった人が
俳優をやるというのと、

俳優の人が映画のために
楽器をやると言うことでは、

全く意味合いが違います。

中川さんのインタビューを読むと
最初の半年は基礎トレーニングで、

残り3,4ヶ月で演奏のために
必要な技術を習得していったそうです。

おそらく、相当な練習量を
積んだと想像します。

素晴らしい努力家だと思います。

やはり集中力が全て

坂道のアポロンのドラマー役、
中川大志さんといい、

セッション(映画)の
マイルズ・テラーといい、

俳優業の人は本当に凄い訓練を
するものだと感心します。

映画という私たちが経験出来ない世界で
相当なプレッシャーの中から

沸き起こる集中力というか、
仕事魂みたいなものが出るのでしょう。

こうした仕事をしているから
出来るのだという意見も聞きますが

同じ人間です。

やれないことはないと
自身を律する発奮材料にしたいものですね。

私は今、この『坂道のアポロン』を
生徒に勧めています。

是非皆さんも見てみて下さい。

指導者や上司も同様な考えが必要

ここまでは俳優業の人、
いわゆる学んでいる立場のお話でしたが

ここからは、
指導者や会社の上司の人の話です。

優れたパフォーマンスを出す人は、
元々ポテンシャルが高いですから、
ある程度のことはやり遂げていきます。

しかし、指導者や上司が違えば、
結果も全く違ってきます。

やはり無能な指導者や
上司の下に付いた生徒や部下は伸びません。

坂道のアポロンのドラム指導の人は、
プレイヤーとしても指導者としても素晴らしいのだと思います。

私も改めて気合いを入れ直さないといけないと感じました。

優れた指導者や上司の特徴として、
物事をロジカルに考え、

誰がやっても同じ結果になるような
システマチックなメソッドを持っています。

行き当たりばったりの指導や
注意をする人は、

自身が段階を経て上手くなる経験が
ないものですから、人を育てることが出来ません。

指導者を選ぶ際は、その教室の
雰囲気や周りの生徒や部下の様子を観察すれば分かります。

坂道のアポロンは、
私に色々な気づきを与えてくれました。

学ぶ者の立場、
上に立つ者の立場の考え方。

常に色々な音楽を聴いて
自分の栄養素にしていきたいものです。

>>ドラムの映画を見て思うこと

>>ドラムの適正ってある?

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