スポンサーリンク

ビリー・ヒギンス。ジャズもロックも勉強するなら彼!

ビリー・ヒギンズ
(Billy Higgins)

1936年10月11日
アメリカ合衆国
カリフォルニア州
ロサンゼルス生まれ
2001年5月3日没(64歳)

ビリー・ヒギンスのドラムを
聴いたのは、
まだジャズやり始めの頃で、
ロックバンドばかり
リハーサルしていた時代でした。

当時は、8ビート主体の音楽が
メインでやっていたのですが、
ドラミングの研究などに目覚め、
ジャズを真剣に志そうと思っていた頃です。

そんな頃に聴いたのが、
リーモーガンのサイドワインダーでした。

明らかにジャズチューンなのに、
リズムが8ビート?
当時は本当に
『かっこいい~』
と思い聞いていました。

私の場合、
ポップス→ロック→ブルース→ジャズ
のように音楽の主体が変わってきました。

こういった人は多く、
ロックからジャズに
聴き方が変わる時期に、
こういった8ビート系の
ジャズチューンがぐさりと
心にハマるのです。

これは一般的にも言えることで、
私が生まれる前の
日本のジャズ喫茶での
リクエスト数は、
このサイドワインダーが
トップレベルだったそうです。

やっぱ、日本人と感じますね。

ビリー・ヒギンスは、
ジャズ以外でも700以上の
ロック・ファンクの
レコーディングに参加しています。

これこそオールラウンド・プレイヤーで、
私が追い求めているスタイルです。

私の中でもう一枚、
彼の演奏で好きになったのが、
ハンク・モブレーの
『ディッピン』
というアルバムです。

リカード・ボサノバを
研究しようとしていたとき、
このアルバムをコピーしたのです。

もう最初の曲、
『The Dip』
からビリー節が炸裂しまくって、
むちゃくちゃカッコいいアルバムです。

もちろん、リカード・ボサノバも
文句なしでいいですね♪

リカード・ボサノバは、
ボサノバなのに全然違うし、
ラテンか? と言えば全く違う。

これがビリー・ヒギンズなんですね。

こうした8ビート系のイメージが
強かったビリー・ヒギンズですが、
往年のジャズファンから言わせると、
彼はフリージャズのドラマーとして有名です。

オーネット・コールマンの
アルバムが有名です。

でも、
テクニック的には
典型的なモダンジャズの
テクニックばかりです。

フリーかな?
と思うのは私ばかりではないと思いますよ。

ビリー・ヒギンズの
ドラムプレイを見てみると、
マッチドグリップ、
レギュラーグリップ、
両方とも同じように
使いこなしています。

まぁ、ジャズもロックも
なんでも出来るから当然ですよね。

レギュラーグリップは
親指を曲げ、
リストショットをメインに
高速プレイをしています。

シンバルレガートに関しては、
腕の動きが少なくなり、
ティンパニーグリップへと
変化しながら、
リバウンドだけで叩きます。

高速レガートは素晴らしく、
おそらくテンポ400までは
楽勝といった感じです。

叩きながら見せる、
あの笑顔も素敵ですね♪

それでは、
おすすめのアルバムです!

ザ・サイドワインダー
(The Sidewinder)
リー・モーガン
ビリー・ヒギンズ

プレイヤー
Lee Morgan (tp)
Joe Henderson (ts)
Barry Harris (pf)
Bob Cranshaw (b)
Billy Higgins (ds)

①The Sidewinder
②Totem Pole
③Totem Pole (Take 2)
④Gary’s Notebook
⑤Boy, What a Night
⑥Hocus-Pocus
⑦Exotique

Dippin
ハンク・モブレー
ビリー・ヒギンズ

プレイヤー
リー・モーガン(tp)
ハンク・モブレー(ts)
ハロルド・メイバーン(p)
ラリー・リドレー(b)
ビリー・ヒギンズ(ds)

①The Dip
②Recado Bossa Nova
③The Break Through
④The Vamp
⑤I See Your Face Before Me

管理人川端のまとめ
・1936年10月11日
アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ2001年5月3日没(64歳)

・リーモーガンのサイドワインダーは、明らかにジャズチューンなのに、リズムが8ビート。ロックからジャズに聴き方が変わる時期に、こういった8ビート系のジャズチューンがぐさりと心にハマる。

・ジャズ喫茶でのリクエスト数は、サイドワインダーがトップレベル。

・ビリー・ヒギンスは、ジャズ以外でも700以上のロック・ファンクのレコーディングに参加してるオールラウンド・プレイヤー。

・リカード・ボサノバは、ボサノバなのに全然違うリズムになっていて、これがビリー・ヒギンズという感じ。

・フリージャズのドラマーとして有名、それは、オーネット・コールマンのアルバムが参加したから。

・ドラムプレイを見てみると、マッチドグリップ、レギュラーグリップ、両方とも同じように使いこなしている。

・レギュラーグリップは親指を曲げ、リストショットをメインに高速プレイをする。

・シンバルレガートに関しては、腕の動きが少なくなり、ティンパニーグリップへと変化しながら、リバウンドだけで叩く。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする