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ジョー・モレロ。5拍子と言えば彼のテイク・ファイブ

ジョー・モレロ(Joe Morello)

1928年7月17日
アメリカ合衆国
マサチューセッツ州
スプリングフィールド生まれ
2011年3月12日没。(82歳)

ジョー・モレロは知らなくても
『テイク・ファイブ』
なら知っているという方も
多いと思います。

テイク・ファイブという曲名を
知らなくても、
人生の内どこかで
聴いたことがある人とも多いでしょう。

それほど、
テイク・ファイブという曲は
浸透した曲なのです。

私がテイク・ファイブを
知ったのは、
まだ小学生か中学生だったと
思いますが、
製薬会社かなんかのコマーシャルで
知った記憶があります。

ジャズなど全く興味がなかった
にも関わらず、
あの独特なサクソフォンの
フレーズやリズムを
気に入っていたことを思い出します。

その後、
テイク・ファイブの事など
すっかり忘れて、
青春時代を過ごすのですが、
ある日またテイク・ファイブが
私を魅了したのです。

それは、
ジャズドラムを真剣に
学ぶようになった頃、
故ジミー竹内さんの
コンサートを聴く機会に恵まれました。

彼は、
シャープス&フラッツの
初代ドラマーで、
当時はコンボを中心に
活躍をしていました。

コンサートの最後は
必ずテイク・ファイブを披露し、
5拍子上を縦横無尽に
展開していました。

本当にかっこよく憧れたものです。

その後師事し、
色々教えていただくのですが、
ジミー竹内さんは
テイク・ファイブの元祖
ジョー・モレロの弟子であること。

ジョー・モレロから直接、
テイク・ファイブや
ルーディメンツを
教わったことが分かりました。

私は孫弟子というわけです。

ですからこのサイトで
紹介してるテクニックは、
多くがジョー・モレロにルーツがあります。

こういった縁もあり、
テイク・ファイブ以外の
ジョー・モレロの演奏も
コピーするようになったのです。

ジョー・モレロの特徴として、
非常に指が長い
といういことが挙げられます。

長い指を使ったレギュラーグリップは
スティックをコントロールしやすく
(もちろん、練習次第です)、
細かいフレーズから
大きいフレーズまで
出しやすくなります。

もう一つ、
ジョー・モレロは目が本当に悪く、
誰かの支えがないと
行動もおぼつかなかったそうです。

そのせいかわかりませんが、
大のツアー嫌いで、
近場のライブか、
ギャラの高いライブだけを
選んで演奏していました。
(ジミーさん情報)

デイブ・ブルーベック・カルテットが
日本に演奏しに来たのは、
相当ギャラが高かったのでしょうね。

話しがずれましたが、
この目の悪さの為に、
繊細に音楽を捉え、
あのようなスタイルになっていきます。

ジョー・モレロの演奏は
数多く残されています。

youtubeで確認が出来ますから
是非チェックしてみてください。

またジョー・モレロは
『マスター・スタディーズ』
を出版しています。
ジョー・モレロ

僕も当然持っていますが、
ジョー・モレロは
スティッキング特にアクセントとフラムが
抜群にうまいです。

当然この教則本にも
多くのページを割いています。

全部できないにしろ、
ジョーモレロの考えに触れることが
出来ますから持っていて損ではありませんよ。

ちなみに、ジョー・モレロは、
『スティック・コントロール』
という教則本の著者
ジョージ・ローレンス・ストーンの
一番弟子です。

ということは私は
曾孫弟子ということですね。凄いな♪

ということで、
『スティック・コントロール』と
『マスター・スタディーズ』は
親子の関係になっていますから、
比べるとどう発展していくのかも確認できます。

それではオススメのアルバムです♪
Time Out
The Dave Brubeck Quartet
DAVE-BRUBECK-QUARTET

①Blue Rondo A La Turk
②Strange Meadow Lark
③Take Five
④Three to Get Ready
⑤Kathy’s Waltz
⑥Everbody’s Jumpin’
⑦Pick up Sticks

デイヴ・ブルーベック(p)
ポール・デスモンド(as)
ユージーン・ライト(b)
ジョー・モレロ(ds)

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