この記事はコロナ禍において
どうやってドラムを続けられるか?
どういう工夫をすばよいのか?と
試行錯誤した記事のひとつ、
電子ドラムについて書いています。
どうぞ参考にして下さい。
コロナは世界中が今まで経験したことのない
情勢をもたらしました。
今もなお、多くの人が影響を受けています。
現在は落ち着きを取り戻しましたが、
当時は演奏は全てキャンセルになり、
スクールレッスンも休校と
今まで経験の無いことばかりでした。
このような状況はまた起こりうると思います。
ライブやレッスンが休みの間、どうにか
こうにかトレーニングする方法はないのか?
と考え、色々試行錯誤しました。
このページでは当時、私の行った緊急時の
練習方法を載せています。
Contents
電子ドラムは中古を購入しました。
自宅で生ドラムが叩ける人は除いて
ほとんどの人が電子ドラムか練習パッドを購入すると思います。
電子ドラムの場合、練習パッドに比べて高価になります。
しかし、わざわざ新品を購入する必要はなく中古で十分です。
私は今回、古い『DTXPRESS初代』を
友人から譲って頂きました。(トップ写真参照)
おそらく、ヤマハ電子ドラムDTXの2代目の機種と思います。
『ヤフーオークション』や『メルカリ』
をみても1万~2万で電子ドラムが売られています。
こうした古くて安い電子ドラムを活用して下さい。
また購入前に必ずモジュールが稼働する
電子ドラムを購入して下さい。
モジュールが起動しなかったら
普通の練習パッドになってしまいます。
それでは私の行った改良点を記載致します。
バスドラムの防振対策
電子ドラムの最大の難関は床の防振です。
バスドラムの振動は一軒家でも厄介で
対策が必要になってきます。
よくやる対策は床に防振材を付ける方法ですが、
これもドラム専用ですと数万円の予算が必要です。
一番安上がりな方法はビーターのヘッド交換です。
電子ドラムのビーターの選び方と改良方法
防振対策に必要なものは2つです。
・電子ドラム用ビーター
・食器洗い用スポンジ
この2つを用意して下さい。
電子ドラム用のビーターの条件は
ヘッドがナットで固定してあり、
ワッシャーが上部下部にあるタイプです。
STEP①まずヘッド部分を外します。
STEP②スポンジに3箇所穴を開け取り付け紐を通し固定します。
STEP④電子ドラムにはスポンジが縦になるようにセッティングします。
※5月1日追記
『小さめのスポンジ2つ重ね』もいい感じでした♪
市販のビーターTAMA BSQシリーズ
上記は私が手作りでやったものですが
市販のビーターで素晴らしいものがあります。
それは、TAMAから販売している『BSQ』というビーターです。
BSQには2種類あり、BSG10SとBSQ5Sがあります。
BSQ5SはBSQ10Sの丁度半分の大きさで
ツインペダル用のビーターになっています。
両方とも消音性は極めて高く、
生のバスドラムに使用してもかなりの音を抑えてくれます。
生ドラムにラバーパッドを乗せて使用しても
練習には困らないでしょう。
私のドラム教室にはこの方法で使用しています。
またBSQ10Sはパールから販売されている
BD-10というバスドラム用パッドとサイズがピタリです。
まるでBD-10用に開発されたのではないか?
と思えるくらいジャストサイズになっています。
私はBD-10とBSQ10Sを左足のクラーベ用に
セットして練習しています。
一つ不満があるとすれば、
BSG10Sはビーターの幅があるので
少しばかり重く、本物のビーターと比べて
踏みにくいと感じることがあります。
しかし、トレーニングとして考えるならば
BSQに勝るものは現段階でないと思います。
是非、あなたもご自身の練習環境を整えて
トレーニングしてみてください。
モジュール側の設定
ヘッドを柔らかいスポンジに変えると
トリガーが弱くなり音が出ません。
そこでモジュール側の感度を高くする必要があります。
どの時代のモジュールも感度設定が
出来ますから、スポンジに合わせて調整します。
ただ中古の電子ドラムには取り扱い
説明書がない場合が多く
その場合はメーカーサイトより古い
説明書がダウンロード出来ますから参照して下さい。
私の場合、DTXPRESSの説明書はなく
DTXPRESSⅢの説明書で代用しました。
設定はGAIN=90、MVel=81で
上手くいきました。(写真参照)
これは踏み込み力に関係するので
各人数値が違います。
驚異的な防振効果があります。
①中古の電子ドラムを購入
②ビーターの変換
③モジュールの設定
上記3つのことで何十万もする上位機種
や何百万も掛けて防音工事する必要はなく
たった10,000円でドラムを思いきっり
叩くことが出来ます。
大変な環境と思いますが、出来るだけ
練習は続けて下さい。
参考になれば幸いです。