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シンバルの選び方。基礎知識から購入に至るまでを解説

シンバル 選び方

ドラムセットに欠かせないものと言えば

『シンバル』

ですね。

もともとシンバルはクラシックの世界で
奏者が立奏していたものです。

ドラムセットが登場してからは
スタンドを介して取り入れられました。

そのサウンドは個性があり
どれを選んでよいか初心者には難しいでと思います。

このページでは、シンバルの種類から、
手入れ方法までまとめていますので
是非参考にして下さい。

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Contents

シンバルを購入する前に

シンバル 選び方

シンバルメーカーも数社あり、
その全てを試打して購入することは絶対不可能です。

仮に出来たとしても、
おそらく耳が追いついていきません。

そこで頼りになるのはドラムメーカー
から出ているカタログと思います。

しかし、詳しくは記載されておらず
単に、

『明るめ』
『抜群のレスポンスで立ち上がる』

などの説明しかありません。

シンバルを購入する前に簡単な知識を
頭の中に入れカタログを参照してみてください。

そのまま鵜呑みにするより
ずっと良い買い物が出来ます。

シンバルの素材について詳しくなろう!

シンバル 選び方

シンバルの素材には
ブロンズ(青銅)が使われます。

ブロンズは、銅と錫(すず)の混合の
金属で、この比率の違いから2種類に分類されます。

B20とB8という2種類です。

混合比は以下の通りです。

B20=銅80%+錫20%
B8=銅92%+錫8%

この2つがブロンズ・シンバルの代表格になります。

B20は高級志向、
B8は安価のシンバルに用いられます。

この2つがシンバル市場に
ほとんど流通しています。

その他にもブラスという銅と亜鉛の
タイプのシンバルがあります。

キャストシンバルとシートシンバルの違い

シンバル 選び方

出来上がったブロンズから
2種類のシンバルへと作られていきます。

キャストシンバル
シートシンバル

キャストシンバルは、1枚ずつ型に入れ
製造するか機械で伸ばすように作られます。

シートシンバルは鉄板状にしたブロンズ
をくり貫くという製造方法を採ります。

キャストシンバル:型入れか、伸ばし

シートシンバル:鉄板のくり貫き

キャストの方が手間もコストもかかり
サウンドも全く上のシンバルになります。

上と言っても、どの音楽で使用するかで
変わってきます。

形状とサウンドの関係

シンバル 選び方

シンバルのカタログをみても
数十のライナップがあり、

キャストとシートの2つから
どうやったらこんなに種類が出来るのだろうと思いませんか?

シンバルのサウンドのファクターに
なるものは別にあります。

それは以下の通りです.

シンバルの打面の曲線

シンバルが水平に近いものと
弧を描くタイプに分けらます。

水平は音の変化が少なく、
アーチタイプは音の変化が大きくなります。

ウエイト

重ければ重いほど変化が少なくなります。

また、カップの大小もサウンドの
変化には重要で、

カップが大きければ大きいほど
サウンドに変化が出ます。

ハンマリング

これは熟練の職人がハンマーで
手作業で叩く方法と機械でやる方法があります。

手作業の方が、高音域をカットする傾向が強くなります。

シンバルのサウンドチェックの方法

シンバル 選び方

実際シンバルを叩ける環境の人は、
シンバルを以下の3つの部分で
叩きサウンドをチェックしてください。

エッジ:シンバルの端から内に2cm程のところ

ボウ:エッジとカップ以外の平たい部分

カップ:中央の盛り上がった部分

この3つを簡単な4分音符、8分音符、
シンバルレガートで同じ強さで叩きます。

あまり叩きすぎると耳が
疲れてしまいます。

5,6枚叩いたら、
休憩を入れたりして見てください。

シンバルの中には

『オールド』

と言われる1930年から50年ごろまでに
製造されたシンバルがあります。

サウンドも素晴らしく、
価格も50万~100万という金額です。

もしあなたが耳にする機会があれば
是非そのサウンドを楽しんでください。

>>シズルシンバルの作り方とその他のエフェクト系シンバル

>>シンバルが割れる。その予防方法とは? 加工っていいの?

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