ドラムの練習に限らず楽器は
音が大きく練習方法の工夫が必要になります。
ピアノも電子ピアノにしたり
ドラムでは練習パッドにしたりと
先人たちは様々な努力と工夫を行ってきました。
しかし、所詮『偽物』ですから、
本物と比較して何らかの違和感があります。
ピアノの場合、鍵盤のタッチ、
ドラムの場合、打った際の『打感』の違い
など微妙な違和感が分かるものです。
タッチや打感はそのままに、
音だけ小さくする方法はないのでしょうか?
実は格安に出来る方法があるのです。
予算的にも練習パッドよりも安く、
しかも簡単に出来てしまう方法があるのです。
今からご紹介する方法は、
私のドラム教室の生徒さんが
実際に行った方法です。
原文のままご紹介します。
Contents
スネアドラムの消音
家庭におけるドラムの練習は、
アパート、マンション、一軒家共に
通常は『パッド』を使用することになると思います。
しかし本物のドラムとは質感・打感が
違いますしパッドの多くはブラシが使えません。
また、現存するパッドの中で
スネアヘッドを利用するパッドは
ブラシを使えるものの、
スティックで叩くと結構大きな音がします。
以前購入していたスネアドラム
(14インチ、5.5深)が眠っていたので
消音を工夫して使ってみることにしました。
材料
・円形座布団
・安心クッション
・発泡スチロール製の装飾用レンガ
・古タオル
円形座布団
14インチスネアの内側に
ぴったりのサイズです。
ホームセンターで1枚270円
安心クッション
長さ90㎝、665円
発泡スチロール製の装飾用レンガ
1個100円
5.5インチのスネアドラムを
タオルのみで埋めるのは大変なので発砲レンガを使用します。
そのほか適宜古タオルなど。
スネアドラムの消音手順
ヘッドを外して、最初に
『安心クッション』をスネアの内側に敷きます
(座布団が直接、下のヘッドに接しないようにするため)。
あとは写真の順で重ねていき、
最後にヘッドを取り付けておしまい。
必要ならレンガのわきに
古タオルなどを詰める。
今回は手元にあった円形合板も1枚挟んでいます。
スネアドラムの消音結果
消音効果かなり『あり』と言えます。
部屋で本物のスネアで練習可能です。
スナッピーを入れた時の音量
(スナッピーの効果)が
小さめのが要改善点ですが、
このままでも十分使えると思います。
今回は座布団を3枚入れましたので、
経費は総額2000円くらいでした。
川端の感想
この方法を聞いたとき、
『なりほど! 』と思いました。
通常ドラムの消音を考える場合、
初めから練習パッドや電子ドラムのことが優先になり
本物のドラムを使うことは
選択肢から外されることが多いのです。
それは、はじめから音が大きいため
出来ないであろうという先入観から来るためです。
本物のスネアドラムを
持っていることが前提ですが、
材料などは2000円程度ですから、
やってみる価値はあります。
こうした練習における
工夫が出来る人というのは、
心底ドラムを愛していますから
上達はしていきます。
逆に『これが無い、あれが無い』と
いう人は全く上達しません。
これはどの世界でも
共通することかもしれませんね。
この記事をお読みになっている人で、
変わった消音方法を知っている方は
是非教えて下さいね!