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リズムを食うとは?ドラムのシンコペーションをやさしく解説します!

シンコペーションドラム

『シンコペーション』

ポピュラーミュージックの中では
避けて通れないテクニックです。

シンコペーションを操れるようになると
生きたリズムを作れるようになります。

シンコペーションは『タイ・付点』と
密接な関係があります。

下にリンクがありますので、一緒に学習して下さい。

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Contents

リズムの進行

リズムの進行はただ単純にコツコツと
進むのではなくて

『強・弱・強・弱』

という強さの異なるリズムが進んでいます。

我々が演奏するロックでもジャズは
この弱拍と強拍が入れ替わったもの

『弱・強・弱・強』

のリズムが進んでいます。

その強拍部分はバックビート
と表現され広く世間に浸透しています。

シンコペーションとは?

それでは具体的なシンコペーションの
説明に入ります。

一旦シンコペーションを理解できると

リズムの流れが俯瞰的にわかり、
ドラミングの幅が広がります。

普通のリズムの進行

シンコペーション

上記でも説明したようにリズムは
『強・弱・強・弱』というように進んでいます。

4分の4拍子を考えると
上のようなイメージですね。

シンコペーションにする

シンコペーション
タイ

シンコペーションは、弱拍を
強拍に変えることによって生み出されるリズムです。

※上の楽譜は2拍目の弱拍を強拍に変えています。

人工的に弱拍から強拍に
変えられた音符は元にあった強拍と結びつきます。

これを譜面ではタイを使って表します。

リズムを食う(くう)とは?

シンコペーションはロックやジャズなど
ポピュラーミュージックの中では定番のリズムです。

ミュージシャン同士の会話では
『くう』という表現を使います。

『くう』とは、おそらく
『食う』という漢字から
由来しているだろう考えます。

次の小節を食べてしまっているかの
ようなイメージから来ているのでしょう。

シンコペーションのリズムの紹介

シンコペーション

上記の譜面は、全て8分音符が基本となっています。

8分音符の場合も4分音符同様
強・弱・強・弱といった流れになっています。

シンバルを打つところが
弱→強に変化しているところです。

アンティシペーションとは

アンティシペーションとは先行音のことです。

後続のコードのコードトーンを
前のコードの中で先行させる一種の装飾音です。

コードそのものが先行する場合が多いです。

このようにアンティシペーションは
メロディ楽器奏者が注意すべき項目なので

ドラマーはシンコペーションを
中心に学習していけば問題ありません。

キメ・シカケ

ここからシンコペーションの応用として
『キメ・シカケ』に入ります。

キメ・シカケとは、アレンジの
段階で予め決められたリズムの変化の事で

リズムセクションばかりでなく
ブラスやストリングスなども
テュッティやユニゾンで絡みます。

例えば以下のような
譜面が与えられたとします。

キメ・シカケ

この場合は、ドラム以外も
このリズムは崩さずに演奏しなければなりません。

我々ドラマーはただ単純に
これらのリズムを演奏するのではなく、

中身を色々と変えていきます。

ここでの引き出しの多さが
ドラマーとしての腕の見せ所です。

キメ・シカケ

しかし最初からこのような
フレーズが出来るドラマーは
誰一人としていません。

どうすればこのような能力が
身に付くのでしょうか?

それはコピーしかありません。

先人の残してくれたフレーズを片っ端から採譜し

練習し体に覚え込ませるしか方法がありません。

コピーをやり続けると自然と
フレーズの型が身についていきますので、
譜面への対応力も付いていきます。

是非皆さんコピーを続けてください。

>>付点とタイ(ドラム編)音の伸びない表現方法について考察!

>>16ビートのフィルインとシンコペーション・キメ・シカケ

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