毎年、文化祭前に
必ず質問されるテクニックがあります。
それは『スティック回し』です。
プレイする前のクルクルと回す姿に
憧れるという人も多いでしょう。
スティック回しは結構な種類が存在しますが
ここでご紹介する方法を
マスター出来れば、十分です。
では早速やっていきたいと思います。
Contents
Outward Twirl
Outward Twirlというテクニックです。
Outward=外向きの
Twirl=クルクル回転
と字のまんまのテクニックです。
多くのドラマーが、
このスティックの回し方をします。
学生時代にボールペンなどを回した
経験のある人は直ぐに出来るテクニックになります。
それでは手順を述べてみます。
STEP1
人差し指と中指の間にスティックを挟みます。
挟む部分ですが、
長時間回転させたければ
指の付け根に近いところに挟み、
回転数を短くするなら第一関節部分で挟みます。
STEP2
スティックを挟んだら、一旦握ります。
そして、時計と同じ方向に
スティックを投げます。
スティックの先端が
ちょうど真下の位置に来るくらいに
人差し指でコントロールさせながら
回転を持続させます。
この回転は
人差し指の動きで行うもので、
実際にはスティックは回転していません。
ハンド・トワリングを
イメージして頂ければわかると思います。
STEP3
回転を長時間させながら、
腕を上げていきます。
腕が頭当たりまで来たら、
シンバルまたは、ドラムを叩きます。
ヒットする場合は、
人差し指と中指の間のままで握りしめます。
この握り方は不自然ですから、
シンバルをヒットしたらすぐに
普通のグリップへ変えて下さい。
回転を1回のみにする場合は、
瞬時に普通のグリップへと変えて下さい。
その他のスティック回しが知りたい人へ
上記のOutward Twirlは、
一番のスタンダードで
是非知っておいてほしい
スティック回しです。
その他にも数種類あり、
youtubeで面白い動画を見ることが出来ます。
William Christophyという
ドラマーの動画で、
『Learn 14 Drum Stick Tricks』
というタイトルのものがあります。
ドラムセットというよりは、
もともとマーチングドラムの
パフォーマンスからのものです。
興味があれば練習してみてはどうでしょうか?
やり過ぎに注意
スティック回しはショーアップに最適で
見ているお客さんの盛り上がります。
是非1つ、2つ練習して身に付けて下さい。
しかし、やり過ぎは駄目です。
分かっていると思いますが、
主はドラムプレイです。
いくらスティック回しが
成功したとしても、
テンポキープは出来ない、
途中で止まるなどしたら本末転倒です。
余力がある人だけが行ってください。
管理人川端の体験談
私も若いころ、
ドラムスティック回しや
バック・スティッキングなどに
ハマった経験があります。
ドラムソロなど、
こうした技を使えると目立つし、
カッコイイと思っていたんですね。
しかし、音楽をずっとやってくると、
こうしたものに感動しなくなっていくのです。
そして最後は
やはりサウンドだけになってしまうのです。
もちろんドラムスティック回しや
バック・スティッキングなどは
出来るに越したことがありません。
でも本質はバンドの中のドラムですから、
やはりショーアップは最後の最後でいいと思います。
現にレジェンドと言われるドラマーは、
ドラムスティック回しや
バック・スティッキングなどあまりやりませんね。