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ドラムペダルの選び方 長く使う為の購入ポイント

ドラムをスタートさせて初めて買うものと言ったら、スティックではないでしょうか? 次に買うものといったらペダルだと思います。しかし、初心者の段階では、その違いが判らず迷っている人もいるでしょう。このページでは、ペダルの選び方やマインドについて詳しく解説していきたいと思います。

日本のドラムメーカーと言えば、『ヤマハ』、『パール』、『タマ』ですね。その他海外のメーカー、『グレッチ』や『DW』など有名なドラムメーカーもあります。これらのメーカーから発売してあるペダルを購入すれば、よほど身体的欠陥が無い限り、ほとんどのテクニックは演奏できます。

ドラムメーカーの一つにラディックというメーカーがあります。そこから販売されていた『スピードキング』という名称のペダルがありました。レッド・ツェッペリンのジョン・ボーナムが使用していたペダルとして有名で、当時のドラムキッズ達の憧れだったペダルがあります。

私の先輩にあたる人も、ジョン・ボーナムが大好きで、スピードキングを購入しました。その先輩は、スピードキングさえあれば、ジョン・ボーナムと同じフレーズが叩けるようになると信じていたのです・・・結果はもうお分かりだと思いますが、そんなことは絶対にありえないですよね?

ドラムペダルに限らず、○○を買えばマスター出来るということは、ありません。何かが出来ないということは、そもそも練習不足、テクニックの未熟ということを再認識しなければいけません。こういったことを踏まえて、ペダルの選択方法を考えてみたいと思います。ペダルを選ぶ場合にはポイントがいくつか存在します。

・ドライブ
ドライブとはフットボードとビーターを連結させるもので、ダイレクト、チェーン、ベルトと大きく3つに分けられています。それぞれに特徴がありますので、しっかりとらえてください。

まず、ダイレクトドライブは踏み込みの速さを重視してます。瞬発的なフレーズを求めるタイプのドラマーには最適なペダルですが、従来のペダルを使用してきた方ですと、踏み込んだ後にのこる独特の癖が気になるかもしれません。

次にチェーンですが、ダブルチェーンとシングルチェーンの2つがあり、どちらも均一のアクションがおこせます。チェーンですので安定していますし、オールマイティのドラムを目指すならチェーンがオススメです。

最後にベルトドライブですが、これは昔から存在するドライブで、ノイズが無く、一言でいうなら、『柔らかさ』です。昔からドラムを叩いている人やジャズドラムを叩いている人には、ベルトじゃないとダメという人も少なくなく、私もそのうちの一人です。

・フロアプレート
耐久性を重視して作られた最近のペダルにはフロアプレートが付いているのがほとんどです。若いドラマーの人達はこういったタイプのペダルが当たり前になっているでしょう。私がドラムを始めたころは、フロアプレートが付いていないタイプのペダルが主流でした。

両者の違いは、踏み込んだ後のフットボードの沈みの差です。フロアプレートが付いている方は、流石に安定していますが、無いタイプは、下に沈みます。これも好き好きですので、ご自身の好みで選択するようにしてください。

・ビーター
最後はビーターです。ビーターも様々な形があります。フェルトタイプ、ゴム状のタイプ、ウッドのタイプなどなど。ビーターは遠心力も関係しますので、重ければ重いほど、大きく硬い音がしますし、動作も遅くなります。

ツインペダルなど左足にパワーが足りないなと思ったら、左だけウッドにしたり調節することも大事です。

色々な項目を述べてきましたが、こういった機材の選択は、身体の感覚そのものです。けっして人の真似などはせず、自分で実際踏み込んで購入するようにしましょう。私もマイペダルを決定するまでは、随分とお金を使ったものです。

こうして紆余曲折して選んだベストなペダルも、ある人にとっては納得のいかないペダルだったりします。自分の感性をしっかり持ち、人に流されない選択をして下さい。

【管理人川端のまとめ】
・有名ドラムメーカーから発売してあるペダルを購入すれば、よほど身体的欠陥が無い限り、ほとんどのテクニックは演奏できる。
・ドラムペダルに限らず、○○を買えばマスター出来るということはありません。何かが出来ないということは、練習不足、テクニックの未熟ということ。
・ドライブとはフットボードとビーターを連結させるもので、ダイレクト、チェーン、ベルトと大きく3つに分けられる。
・フロアプレートの違いは、踏み込んだ後のフットボードの沈みの差。フロアプレートが付いている方は安定。無いタイプは、下に沈む。
・ビーターは遠心力も関係し、重ければ重いほど大きく硬い音が出て、動作も遅くなる。

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