ドラムは姿も音も大きく自宅で
練習することはハードルが高い楽器です。
ドラムに限らず、楽器自体が
防音の設備を完備した部屋でないと難しいのですが。
しかし、いくら大変だからと言って
エアドラムやエアギターなどで
練習できるわけもありませんから、
何らかの方法を考え出さねばなりません。
ドラムの場合レンタルスタジオや
トレーニングドラムを揃えたりして練習しますが
多くの人が電子ドラムを購入しています。
メーカーも増えていますが、
電子ドラムの2トップと言えば、
ヤマハのDTXとローランドのV-drumです。
これから電子ドラムを
購入しようと考えている方は、
どちらがいいのか迷っているのではないでしょうか?
私なりの意見を述べてみたいと
思いますので是非参考にして下さい。
Contents
なぜ電子ドラムを買うのですか?
まず電子ドラムを購入するにあたって
重要な点を述べてみます。
あなたが電子ドラムを購入する目的はなんでしょうか?
電子ドラムを楽しみたいのか?
それとも本物のドラムの代わりに練習をしたいのか?
で考えるということです。
電子ドラムを楽しみたい
楽しみたいということであれば、
ヤマハ、ローランド、その他のメーカー
どれでも楽しめると思います。
ヤマハとローランド以外のメーカーは
品質が劣っているところもあり
すぐに故障するということは
念頭に置いておかねばなりません。
上達のための着眼点
ドラムが上手くなるために電子ドラムを選択する場合、
やはりドラムに出来るだけ
近いものを考える必要があります。
絶対に選んではいけないポイント
私が生徒に最初にアドバイスするのは、
フットワークがドラムと同じように出来るかという点です。
ポイントはハイハットです。
両メーカーとも安価なタイプの
電子ドラムのハイハットを見てみると
本物のハイハットスタンドは使用していません。
ここで第一弾の選択が出来ます。
つまり、
ヤマハですとDTX522KFS以下、
ローランドではTD-1シリーズや
TD-4シリーズ、一部のTD-17は
選択外
ということになります。
これらの機種は絶対に選択しては駄目です。
セッティング
ヤマハ、ローランドとも自由度は高く、
本物に近いセッティングが出来ます。
音源部分もどちらも
素晴らしく甲乙つけがたいものです。
両者の最大の違いは何と言っても打面です。
ヤマハの最上位機種に使われている
打面はTCSヘッドと言われる気泡を含んだ素材です。
ローランドはメッシュヘッドと言われる網状のヘッドです。
消音性からすると、
メッシュヘッドが高いですが、
使い込むと劣化してきます。
TCSヘッドは劣化することなく
長く愛用できます。
その他、ローランドの最上位機種は
スタイルが本物のバスドラムを使用できるため、
見た目の満足度から言えばローランドに軍配が上がります。
ではこのように甲乙付け難い両者ですが、
一体どちらを選べばよいかというと、
一般的に言えば
『どちらを選んでも良い』
と言えます。
管理人川端の私的な意見
私は電子ドラムが登場する前は、
本や雑誌を積み上げで練習したり、
硬質なトレーニングパッドを
ドラムセット状に組み合わせて
練習を行っていました。
そうした経験から、
メッシュヘッドはどうしても
違和感があるのです。
リバウンドストロークの感覚や
バスドラムにビーターを踏み込んだ感覚は、
やはりゴム質の方がしっくりきます。
これはメッシュヘッドが
ダメと言っているのではありません。
それぞれの良さがあります。
私は両方を所有して
場合によって叩き分けています。
最後は、あなたは自分の目で見て
叩いて選んでくださいね!