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フラムをドラムでを叩くコツ~装飾音符の理解と要領

ドラム フラム

このページではフラムやドラグなどの
装飾音符について解説していきたいと思います。

装飾音符は読んで字のごとく『飾り』です。

この装飾音符は音の厚みやグルーブを
生み出すという効果があり

是非ともマスターして欲しいテクニックの一つです。

しかし、実際には習得が非常に難しく
その人のフラムを見れば大体、

その人のハンドテクニックが
判断できるほど繊細さを要求されます。

このページではフラムの具体的な
練習方法をご紹介します。

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Contents

フラムの意味

フラムとドラグ(ラフ)

通常叩く4分音符や8分音符の事を『本音符』と呼び

装飾音符が1つついたものを『フラム』

2つついたものを『ラフ』または『ドラグ』と呼びます。

ここではフラムを中心に数多くの例題を出します。

ドラムのテクニックは元々マーチング
の世界から始まったもので

そのマーチングはアメリカ軍隊の行進
などに使われてきました。

音楽教育など受けたことのない兵士用に
楽譜など使わず口伝として広がっていきました。

そのため1つの装飾音符は『フラム』、
2つ装飾音符は『ドラグ』

と聞こえたことからその名称が付けられました。

フラムやドラグを実際叩いてみると
分かるのですが

どちらの手が装飾音符なのか
本音符なのか迷うことがあります。

私の生徒にも苦手意識を持つ人も多く
バラバラになってしまうことがよくあります。

フラムやドラグが出来ない最大の原因

フラムやドラグが出来ない最大の原因は
アクセントが出来ないことです。

実際には以下の4つがあいまいで、
中途半端にしか訓練していないことが挙げられます。

『フルストローク(F)』
『ダウンストローク(D)』
『アップストローク(U)』
『タップストローク(T)』

フラムやドラグ(ラフ)の
トレーニングに入る前に、

『フルストローク(F)』
『ダウンストローク(D)』
『アップストローク(U)』
『タップストローク(T)』

の徹底的なマスターが必要になります。

『ダウンストローク(D)』と
『アップストローク(T)』が

すんなりマスター出来る人ですと、
比較的早く装飾音符は出来るようになります。

フラムとドラグ(ラフ)のコツ

フラムの位置

左右の腕の高低差を利用して叩きます。

高低差を付けて前打音と本音符を
同時に振り下ろします。

イメージでいうとサッカーのスローインの感じでしょうか?

もちろんあのように
大振りにはしません。

低い方のスティックが当然先に
ドラムヘッドに到着し本音符は後から着地します。

この音のズレが厚みをつけ程よいグルーヴを生むのです。

しかし、この同時に打つということが
なかなか難しく

初心者やハンドテクニックが弱い
中級者は全くお話になりません。

このストロークを当てはめると下の譜面の様になります。

The Flam(フラム)

フラム手順


U:アップストローク
D:ダウンストローク

フラムの実践練習

フラムを1拍目だけ打つトレーニング

フラム1拍

左右の高低差を意識しながら行います。

テンポは120ほどを出来るだけ長時間行ってください。

この際も、

『ダウンストローク(D)』と
『アップストローク(U)』を

必ず意識して下さい。

フラムを1拍目と3拍目に入れる

フラム1拍3拍

4拍全てにフラムを入れる

フラム4拍

フラムを8分音符全てに入れる

フラム8分音符

少し忙しくなりますが、テンポを落として
じっくり行うようにして下さい。

The Flam Accent No.1(フラム・アクセントNo.1)

フラムアクセントNo.1

これは3連符ですが、3連符全てに
フラムを入れることはせず拍の頭に
フラムを入れていきます。

このテクニックはフラムアクセントNo.1と
呼ばれるものです。

ジャズ、ロック問わず
応用範囲が広いテクニックになります。

The Flam Accent No.2(フラム・アクセントNo.2)

フラムアクセントNo.2

同じ3連符を使うのですが3連符の
中抜きの音型にフラムを付けたものです。

フラム・アクセントNo.2と呼ばれます。

16分系のフラム・アクセント

16分系フラムアクセント

ここからは16分音符系のフラムテクニックです。

アクセント移動と同様に1つづつ
16分音符にフラムを付ける
テクニックです。

16分系のフラム・アクセントと
呼ばれます。

The Flam Tap(フラム・タップ)

フラムタップ

ダブルストロークにフラムを付けた音型になります。

タップ→ダウン→アップの動きが
スムーズになるようにトレーニングしてください。

The Flam Tap
フラム・タップという名称です。

The Flam Paradiddle(フラム・パラディドル)

フラムパラディドル

シングル・パラディドルに
フラムが付いた音型で、特徴としては4連打が出てきます。

フィンガーコントロールが
不十分だと高速プレイはできません。

その他にも数種類ありますが、
フラムに関しては上記のテクニックを
押さえておけば十分です。

もっと練習したいという人の為に

オススメのテキストをご紹介します。

『ALL AMERICAN DRUMMER
150 RUDIMENTAL SOLOS』

という本です。

この本は非常に難しいですが、
ルーディメンツを習得するには最適な教則本です。

>>ドラムでアクセントのコツを知りたい。4つの動きが鍵

>>ドラムのアクセント移動~16分音符をソロに使うコツ

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