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ミッキー・ローカー。古いものと新しいもの、両方得られますよ!

ミッキー・ローカー
(Mickey Roker)

1932年9月3日
アメリカ合衆国フロリダ州
マイアミ生まれ
2017年5月22日没。

皆さんは、
ミッキー・ローカーを
ご存知ですか?

私が影響を受けた
ドラマーの一人です。

何がそんなにいいのかと言ったら、
ミッキー・ローカーのドラムソロです。

流れるようなフレーズ、
ジャズドラムが分かる人だったら、
定番中の定番の連発、
流れる中で、
計算しつくされたような、
わかりやすい切り替えと、
どれをとっても最高です。

分かりやすいドラムというと、
1,2,3,4と数えられ、
それに当てはめられて
理解できるフレーズの事を
言う人も多いですが、
こういったものは
全て分かって当たり前なんですね。

誰が聞いても直ぐ分るから。

でも、

『一聴したら訳が分からない、
でも良く分析すると、
きちんと理にかなっている』

これがジャズのソロなんですね。

ミッキー・ローカーは
そんなドラムソロばかりです。

一聴すると、
ジャズをやっている人は、
感覚的にわかります。

『凄いな』と。

でも直ぐにわかるのは、
ほんの数フレーズで、
やはり、耳コピーの時間が必要です。

教材として
ミッキー・ローカーのドラムは
最高ですから是非聞いて下さい。

話しが大分脱線しましたね。

それでは、
ミッキー・ローカーの歴史を
書いてみたいと思います。

ミッキー・ローカーは、
10歳くらいで両親が亡くなり、
親戚にあずけられたそうですが、
彼のドラム人生はここからスタートします。

ミッキー・ローカーは
師というものがいなく、
憧れていたドラマーは
『フィリー・ジョー・ジョーンズ』
でした。

私はこの話を聞いて、
なるほどと納得したものでした。

ストロークや体のフォームは
まるで違いますが、
ニュアンスが
フィリー・ジョー・ジョーンズと
そっくりなところがあり、
やはり彼もビ・バップの
レジェンドを追っていたのだ
と解釈しました。

ミッキー・ローカーの
シンバル・レガートは、
腕をプッシュするスタイルで、
プッシュしながらフィンガリングを行います。

ですので、
そこまで高速プレイは
出来ないのですが、
シングルやダブルが速く、
おまけに粒立ちが素晴らしいのです。

特にタム回しの
ダブルストロークは、
音量もシングルと変わらず、
均等に叩きだすことが出来ます。

youtubeに
1981年から1987年までの
ミッキー・ローカーの
ライブ映像を確認できますので、
是非音源を落として何度も聴いて下さい。

ミッキー・ローカーの
ドラミングは、
フィリー・ジョー・ジョーンズに
根差したビ・バップですが、
その後のソニー・ロリンズの
共演でのフリージャズは、
全く異質なものを叩きだしています。

そのリズムは、
ロックだろうが
フュージョンだろうが
マッチするものと思います。

亡くなったのが2017年ですので、
おそらく2000年までは
現役でドラムの研究を
していたのだろうと思います。

フレーズが新しいというか、
今若いドラマーたちも聴いて、
カッコイイと思うフレーズばかりなのです。

それではオススメのアルバムです♪

Dizzy’s Big Four
Dizzy Gillespie’s Big Four
ミッキー・ローカー

プレイヤー
ディジー・ガレスピー(tp)
ジョー・パス(g)
レイ・ブラウン(b)
ミッキー・ローカー(ds)

①Fremilo
②Hurry Home
③Russian Lullaby
④Be Bop
⑤Birks’ Works
⑥September Song
⑦The Jitterbug Waltz

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