ロイヘインズ(Roy Haynes)
1925年3月13日
アメリカ合衆国
マサチューセッツ州ボストン生まれ
93歳現役
ロイヘインズは、
1940年代中期から
レスター・ヤングらと
活動を始めます。
その後一躍ロイへインズの名前が
世に知れたのは、
ジャズサクソフォンのレジェンド、
チャーリー・パーカーの
グループで活躍したことでした。
共演者もマイルス・デイヴィスや
サラ・ヴォーン、
ジョン・コルトレーン、
セロニアス・モンク、
エリック・ドルフィー、
チック・コリア、
パット・メセニー
などなどなど超ビッグばかりです。
現在93歳という年齢にも関わらず、
バリバリ現役を続けている
ジャズドラマーです。
普通、
どんなに好きなものであっても
70年続ける人は本当に珍しいです。
私はドラムを始めて
ようやく30年です。
今でもモチベーションは
あるつもりですが、
やはり日によっては
落ちるときもあります。
これが普通だと思うんですよね。
でもロイへインズは
90歳を超えていますからね。
凄いです。
ほとんどの人が、
やる気をなくして、
だんだんと気力が衰えるか、
健康を害して出来なくなるか
なんですが、
ロイへインズは
両方とも大丈夫で活動しています。
若いころから健康管理など
注意しながら過ごしてきたのでしょうね。
私も見習いたいと思います。
さて、
ロイへインズのドラムの特徴として、
ピシッとしているというか、
輪郭がはっきりしているというか、
背筋が伸びているような
イメージがします。
私はこのように感じる
ドラムが大好きなんですね。
これは一体何かな?
と考えた場合、
同じフレーズを
他のミュージシャンで聞いたとき
明らかに違うものと言ったら、
チューニングなのではないかな?
と思うのです。
もちろんタイム感やテクニック、
癖といったものも
挙げられるのですが、
私のイメージは
ロイへインズのチューニングの高さ
じゃないかなと自分なりに考えてしまいます。
キレのよいサウンドを好むドラマー、
私もそうなのですが、
割とチューニングは高めです。
低くチューニングする
ドラマーの特徴は、
スピードとかキレというより、
ダイナミクスとかノリとかを
重視する傾向が有ります。
コンボジャズは
このキレの良さを求める
ドラマーが多いというのも特徴で、
その中でもロイへインズの
ドラムサウンドは高い
部類だと感じています。
チャーリーパーカーと
現役でやっていたドラマーが存命で
しかも活躍している。
その当時の価値観で
アルバムを残している。
このことがどんなに
私たちにとって大事か
計り知れないですね。
ロイへインズの残してきた
アルバムの数は彼の人生の時間なんですよね。
そういったことを考えながら
アルバムを聞くと、
また別の感傷が生まれてきます。
ではここからオススメのアルバムの紹介です♪
WE THREE ウィ・スリー
フィニアス・ニューボーン(p)
ポール・チェンバース(b)
ロイヘインズ(ds)
①Reflection
②Sugar Ray
③Solitaire
④After Hours
⑤Sneakin’ Around
おそらくロイへインズが
好きな人は知っているアルバム、
私も大好きです。
初めて聞いたときは
1曲目のリフレクションなんか、
かわってるなぁ~とか、
なんか違う~とか
思いながら聴いていました。
2曲目のソロも素晴らしいです。
御三方の息の合い方が、
本当にいいですね。
管理人川端のまとめ
・1925年3月13日アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン生まれ93歳現役。
・ロイヘインズは、1940年代中期からレスター・ヤングらと活動を開始する。
・ロイへインズの名前が世に知れたのは、ジャズサクソフォンのレジェンド、チャーリー・パーカーのグループで活躍したこと。
・マイルス・デイヴィスやサラ・ヴォーン、ジョン・コルトレーン、セロニアス・モンクなどのメンバー。
・現在93歳という年齢にも関わらず、バリバリ現役を続けているジャズドラマー。
・どんなに好きなものであっても70年続ける人は本当に珍しい。
・ほとんどの人が、やる気をなくして、だんだんと気力が衰えるか、健康を害して出来なくなるかだが、ロイへインズは両方とも大丈夫。
・ロイへインズのドラムの特徴として、ピシッとしているというか、輪郭がはっきりしている。
・同じフレーズを他のミュージシャンで聞いたとき明らかに違うものと言ったら、チューニングなのではないかと考える。
・キレのよいサウンドを好むドラマーは割とチューニングは高め。
・チャーリーパーカーと現役でやっていたドラマーが存命でしかも活躍している。その当時の価値観でアルバムを残している。このことがどんなに私たちにとって大事か計り知れない。