利き腕ではない方を鍛えたいと
思っている人は多いのではないでしょうか?
私もそのうちの一人で何年も間、
何か良いトレーニングはないかと思っていました。
長年の試行錯誤の末、辿り着いた
トレーニング方法などもあり、
ドラミングに関しては、かなり
左手が動くようになりました。
主なトレーニングは
・左手スタート
・両手をひっくり返す
といった内容です。
いわゆる『左手を多く使う』ということです。
しかし、この単純な理論が正解か
どうかわかりませんでした。
そこでかなり文献を読み、
・なぜ利き腕が決まるのか?
・どうすれば鍛えられるのか?
を自分なりに解決することが出来ました。
このページでは利き腕じゃない方を
鍛えるをテーマに解説していきたいと思います。
Contents
左右対称のものだけが上達出来る!
本来、利き腕がどうやって決まるか
ということは、神のみぞ知る世界で、
我々人間が人工的にどうのこうの
出来る代物ではありません。
ほとんどの人が遺伝的に右手を起点とし
幼少の頃から右手を中心に使うことで
右利きが形成されていきます。
ではどうやって左手は右手に
追いつくことが出来るのか?と言えば、
『左右対称の動作のみ可能』らしいのです。
例えば、『お箸』
右手で使っても、左手で使っても同じですよね。
このような同じ動作が必要なものは
訓練(多く使う)次第で同等のレベルになるということです。
一方で、『字を書く』という動作は
ペンを握るのは同じですが、字を書くプロセスが違います。
漢字の『一(いち)』を書くにしても
右手は『引っ張る』感覚に対して、左手は『押す』感覚です。
つまり同じ動きを左右とも再生できる
ものに関して右手と左手が同等になるということです。
楽器の動きはどうか検証してみる
例えばギターは、右手はピックを持ち
ピッキングやストロークを行います。
左手はネックを握り、コードを押さえ
るという全く違う動きをします。
ピアノで『ドレミファソラシド』を
奏でるとき、右手は親指、左手は小指からスタートします。
サックスもトランペットも両手違いますよね。
こうした楽器は左右対称ではないので
右手は右手の、左手は左手の役割ごとに上達していきます。
しかし、ドラムは完全に左右対称プレイが可能です。
ストロークをするにも上から
振り下ろしますし、リバウンドも同じ指の動きです。
足の動きも同様で、バスドラムと
ハイハットの違いはありますが、
ツインペダルにすると同じことが言えるます。
ですので、ドラムという楽器は
訓練次第で左右同等のレベルまで上げられます。(理論上)
私はこの考え方をとある文献で
見つけたのですが、本当に驚きました。
ですので、左右対称の動きを必要とする
楽器やスポーツをする人は是非、
この考えを元にアプローチしてみて下さい。
トレーニング方法(マッチド、レギュラーの違い)
上記の説明から右手と同じように
トレーニングすればいいわけです。
したがって、
・左手スタート
・両手をひっくり返す
というトレーニングは大正解ということになります。
マッチドグリップの人はそのまま
真似をする練習でOKです。
ではレギュラーグリップは左右対称
ではありません。
レギュラーグリップの場合は、
右手でレギュラーをやった場合可能になります。
これをやっているドラマーは
『ビリー・コブハム』ですね。
彼は左右全てがマッチド、レギュラー
をコントロール出来ます。
右手マッチド、左手レギュラーの人は
地道にやっていくしかないようです。
まとめ
『利き手じゃない方を鍛えるには?』
をテーマにお送りしてきました。
同じようにトレーニングすれば
上達しますが、やはり時間は必要です。
是非皆さんも、非利き腕に十分な時間を
かけてトレーニングして下さい。
>>ドラムの左手が遅い!16分音符を使った上達トレーニング!へ