ドラムには様々なシンバルが
組み合わさっています。
ハイハット、クラッシュシンバル、
ライドシンバル、チャイナ、
スプラッシュなど沢山ありますね。
このシンバル類の中でも
クラッシュシンバルをどのように置くかで、
ドラマーの個性が現れます。
このページでは、
クラッシュシンバルについてまとめています。
Contents
シンバルの分類
先ずは、シンバルの分類から
述べてみたいと思います。
シンバルの区分は、
口径と厚みから区分されます。
・口径
・厚み
口径
口径は8インチから始まり、
20インチまでのシンバル群があります。
小口径のシンバル群は
スプラッシュなどの効果音的な
シンバルとして扱われ、
20インチのシンバルは
ライドシンバルとして使われます。
クラッシュシンバルで
一番使われる口径は、
16インチ、18インチが多く、
沢山のドラマーもこの大きさからスタートします。
厚み
厚みのことをシンバルでは、
『ウエイト』
と呼び、シン(Thin)、ミディアム(Medium)、
ヘビー(heavy)と表現します。
・シン(Thin)
・ミディアム(Medium)
・ヘビー(heavy)
クラッシュシンバルのウエイトは、
シン(Thin)または、ミディアム(Medium)が
圧倒的に多くなります。
口径との組み合わせで、
色々な音色が楽しめます。
仮に軽いサウンドが欲しい場合は、
16インチ、シン(Thin)を選び、
重いサウンドが欲しい場合は、
18インチ、ミディアム(Medium)を選べばよいでしょう。
理想のシンバルセット
理想のシンバルセットですが、
基本的に
『左右対称プレイ』が可能であればよい
ことになります。
つまりは、
左に1枚、右に1枚の計2枚が
標準ということです。
私の場合は、
利き腕と、非利き腕のバランスを考えて、
利き腕:非利き腕=2:1位にしています。
右利きですから、
右側に大目にシンバルを配置するということです。
——————————–
左側
ハイハット
クラッシュ16インチ
中央
スプラッシュ
右側
ライドシンバル20インチ
クラッシュ18インチ
(たまにチャイナ18インチ)
——————————–
また、ジャズをプレイする場合は、
16インチ、シン(Thin)を
左右に置く時もありますし、
運搬が面倒くさい時は、
ライドシンバルしか持っていかないときもあります。
(小さな箱の場合です)
管理人川端の体験談
私が20代の頃、
ちょうどラックシステムが登場してきた時代でした。
それまではシンバルスタンドに
1枚という感じで設置していた
シンバル群を一つのラックに
全て付けるというアイデアは当時、
とても画期的で私も速攻で購入したのです。
そして、
ありったけのシンバルを
ラックに設置し、
その壮観さにウットリしていたことを思い出します。
ライブなど運搬が
鬼のように大変でしたが、
どうしてもラックシステムで
プレイしたかったものですから、
無理やり運び備え付けました。
ライブが終了してから、
お客さんから一言。
『全然使ってない
シンバルがありましたね? 』
そうなのです。
いくらラックシステムが
機能的だとしても、
使う本人のテクニックに限りがあれば、
同じことなのです。
今では、とにかく運搬が
楽なように、楽なようにと考え、
極力シンプルにしていますが、
昔は若気の至りで、
こういう時代もあったのです。
結論から言えば
クラッシュシンバルの枚数は、
その人次第ということです。
性格の違う2つの
クラッシュシンバルを持っていれば
十分と言えますが、
あなたが沢山使いたけれ
ば使えばいいということです。
それよりも、
楽曲の為にどのような音が欲しいかで、
取捨選択を行ってください。