シンバルには様々な種類のものがあります。
その全てが各ジャンルに合っているのか
と言えばそうではなく場違いなものもあります。
このページでは、シンバル、特に
エフェクト系のシンバルについて言及しています。
まずはジャズドラムの代表的な
シズルシンバルについてと、
それから各種エフェクト系のシンバルの
説明をしています。
これから購入を考えている人は
参考にして下さい。
Contents
シズルシンバルの簡単な方法
ジャズドラムで昔から有名なエフェクトがあります。
『シズルシンバル』
です。
シズルシンバルとは、ライドシンバルに
穴を開けてリベットを取り付けたシンバルです。
取り付けるとリベットとシンバルが
触れサスティーンが伸びる効果をもたらします。
曲によっては抜群の演出を
醸し出すことが出来ます。
しかし、一度穴を明けたシンバルは
元に戻すことが出来ません。
シズルシンバルにするかはじっくり
考える必要があります。
穴を加工するかどうか迷っているなら
やらない方がいいでしょう。
各シンバルメーカーからリベット付きの
シンバルが販売されていますから、
そちらを購入するか、代替として、
シズラーを使うかを選択して下さい。
その後、サウンドに納得できたら
加工してもいいと思います。
以下がシズラーです。
私の場合、シズラーなど買わずに、
10円玉に布テープを貼り付けて
簡易的なシズラーを作って
代用しています。
結構、いい音がしますので是非やってみて下さい。
シンバルの種類
シンバルの定番と言えば、次の通りです。
ハイハットシンバル
クラッシュシンバル
ライドシンバル
この3つが標準であり、これ以外
叩いたことがない人もいると思います。
大抵の音楽でドラムが入っている場合、
この3つでなりたちます。
この他エフェクトシンバルと呼ばれる
シンバルがあります。
エフェクトシンバルの種類
上記のシンバル以外のエフェクト系
シンバルは大きく3つに大別されます。
スプラッシュ
ベル
チャイナ
スプラッシュ
スプラッシュは読んで字のごとく
『はねる』という意味があります。
サイズは8~12インチと小さく、
音量も小さいのでクラッシュのような
楽曲の大きなチェンジには使用できません。
しかし、効果は絶大で隠し味的な
アプローチが可能です。
ベル
ベルというシンバルは、大きさは
スプラッシュと同じくらいですが、
その厚さはライドシンバル並に
厚くなっています。
ベルという具合ですから
そのサウンドも『カーン』と鐘の音がします。
通常のシンバルのカップ部分を
ベルサウンドと言いますが、
エフェクトのベルシンバルとは
全く違うニュアンスの音になります。
チャイナ
チャイナシンバルは中国の名前が
付いており、そのイメージ通りの音がします。
とても音は大きく、クラッシュでは
得られない大きな転換ポイントに使用されます。
エフェクト系のシンバルは、そのまま
使用しても良いのですが、
2枚重ねしたり、ひっくり返したりと
自由な発想で演奏が出来ます。
その他にも六角形のシンバルや
穴が空いたシンバルなど種類も豊富になります。
ジャズでのエフェクトシンバル活用方法
色々な種類のエフェクトですが
やはりジャンルによっては限られます。
特にジャズをやる場合は、逆効果に
なってしまう場合があります。
これは、長い歴史の中で完成された
スタイルというか、
それ以外の音色が入ってしまうと、
台無しになってしまう場合があります。
ジャズでエフェクト系を使用する場合は
スプラッシュですね。
スプラッシュは、古いビッグバンドの
ドラマーは多く使用しています。
ジーン・クルーパやバディ・リッチなどですね。
今風の生粋のジャズメンではチャイナ
を使っている人も見ます。
ジェフ・ハミルトンやピーター・アースキンetc…
求めている楽曲によって決めることが大事
やはり、サウンドを考える場合、
その楽曲を第一に考える必要があります。
私の師匠などはスタンダードジャズの
サビメロでチャイナでレガートしていました。
またそれが場面を盛り上げて
いい感じだったのです。
伝統的な音色を大事にする楽曲は
その方法を踏まえて演奏しなければなりません。
しかし、それ以外の進化している音楽
は色々試すのも面白いと思います。
自分なりのアプローチを試して
ドラミングを楽しんで下さい!