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タムのメンテナンス。基礎知識からチューニングまでを知る

タム メンテナンス

ドラムという楽器は、
ドレミファソラシドといった音程はありません。

しかし、タムを数種類加えるだけで、
様々な音を表現することが出来ます。

ドラマーによってはハイタムとフロアの
シンプルなセットから、

テリー・ボジオのような凄い数の
タムタムをセッティングしている人もいます。

このページではタムのセッティングや
チューニングについてまとめています。

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Contents

ジャンルによるタムタムのサイズ

バスドラム 穴

まずロック系のセッティングに多いものをまとめてみます。

12インチ、13インチのタムタムに
16インチのフロアタムというのが代表的なドラムです。

それをベースに10インチのタムと
14インチのタムを追加したりする人も多くいます。

こういった大掛かりなセッティングを
好む人は、シンバルも比例して多く使います。

見た目が派手になりますから
ドラム初心者などは大好きなのではないでしょうか?

逆にジャズなどを好むプレイヤーは、
12インチのタムと14インチのフロアタムと少なくなっています。


使用するシンバルも2,3枚といった感じです。

しかし、ジャズのビックバンドの
プレイヤーの中では、

ツーバスや数多くのタムを
セッティングする人もいます。

深さも重要な要素です。

タム メンテナンス

浅い胴は音が高く、
明るい感じでなります。

深いものは低音が効いて、
デッドな音がします。

どれを好むのかはドラマー次第で、
ロック系は深胴、ジャズ系は浅胴を選ぶ傾向です。

胴の素材

スネアドラムはウッドタイプと
メタルタイプがありますが、

タムタムはウッドタイプが中心にあり、
メイプル、バーチなどがあります。

どの素材もふくよかで
明るいサウンドになります。

スネアが鋭利なイメージとするなら
全く逆のタイプということです。

そのためメリハリの効いた
ドラミングが出来るというわけです。

タムタムのヘッドの交換

基本的にハイタム、ミドルタム、
フロアタム全て同じと思っても大丈夫です。

テンションボルトで対角線状に緩め、
ヘッドを取り外します。

取り外したフープは歪みなどがないか
チェックします。

リムショットなどで歪んでいる場合は
キチンと張れないので交換する必要があります。

シェルの中は頻繁に掃除をする事が
出来ませんからヘッド交換時は綺麗に
汚れやホコリを取るようにして下さい。

汚れやホコリはサウンドに
関係があるかと言えば微妙ですが、
やはり気持ちよくプレイしたいものです。

タムタムのチューニング方法

これはフロアタムから行います。

低い音からチューニングすると
まとまりやすいというのが私の経験です。

最初はテンションボルトを
対角線状に締めていきます。

各タムタムも同様に締めていきます。

音の高さの調整ですが、
私の場合、ミドルタムを『ミ』と見立てて、

フロアタムを『ド』、ハイタムを『ソ』
と聞こえるようにチューニングしていきます。

これは正確な音程ではなく、
そのように聞こえるという意味です。

実際鍵盤で音を出してもらったり、
チューナーなどは必要ありません。

あなたがお気に入りのミュージシャンの
生演奏を聴く機会があれば、

その時にチューニングのやり方を
聞いてみるのも良い方法です。

※注意点があります。

CDなどレコーディングされた音源を
参考にチューニングしないということです。

レコーディングされたドラムは、
色々加えられていますので不可能なのです。

音の伸びが良すぎる場合


ミュートの方法ですが、一般的に
ガムテープや布テープを使ってミュートをします。

私のオススメはジェルタイプのシールを使うことです。

これは水洗いで何度も粘着力が
出てきますので便利ですし、

色々な場所で音の研究が可能になります。

タムタムもスネア同様、
経験値が必要になりますから、
何度も繰り返して行って下さい。

あと、高額のドラムの方が
より良いサウンドを出せますので、

安いドラムで音に満足できない人は、
一度ハイスペックのドラムをセッティングしてみて下さい。

やり易さに驚きを感じると思います。

>>タムをスネアスタンドでマウントすると音が詰まる

>>ドラムのタムタム。大きさから考える選び方とマウント方法

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